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体感する3Dプロジェクションマッピング! 最新技術に触れた!

2013年11月01日 15時00分更新

文● 宮越裕生 写真●宮越裕生

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手元で触れる3Dプロジェクションマッピングとは?

TOKYO DESIGNERS WEEK会場である明治神宮外苑絵画館前。WHITE IMAGINATION展は右手の建物内で開催されている

 青山で開催中のクリエイティブ・フェスティバル「TOKYO DESIGNERS WEEK」にて、サムスン電子の「GALAXY J」と「GALAXY Note 3」の世界を3Dプロジェクションマッピングで表現した「WHITE IMAGINATION 展 inspired by GALAXY」が行なわれている。さっそく会場へ足を運び、気鋭のアーティスト10組による “手元で触れる3Dプロジェクションマッピング” を体験してきた。

会場内の様子。ここからプロジェクションマッピングの旅に出る

GALAXY Jのホワイトモックを置くと、このような映像が映し出される

 会場を訪れると、案内の女性から「GALAXY J」を忠実にかたどったホワイトモックが渡された。この展示では、会場に並ぶ手のオブジェにそのホワイトモックをセットすると3Dプロジェクションマッピングが楽しめるというのだ。さっそく試してみると、セットするたびにホワイトモックを土台にしたプロジェクションマッピングが始まる。これはかなりインパクトのある仕掛けだ。

 下の写真はPerfumeのジャケットアートワークなどで知られる、アートディレクターのTAKCOM氏による作品。最初にGALAXYの待受画面が表れ、その画面が崩されると、白い背景から次々に物体が浮かび上がって来る。画面から本当にオブジェクトが飛び出してくるような感覚が体験できる、実に臨場感あふれる映像だ。

TAKCOM氏の作品。モックに映し出される映像は臨場感バツグン。まさにその場に物体があって、触れられるかのような感覚だ

 2011年よりテレビ朝日「報道ステーション」のオープニング映像を担当し話題を集めた、アートディレクター・映像作家の奥下和彦氏は、GALAXYに閉じ込められてしまった男を表現。奥下氏によれば「従来のプロジェクションマッピングらしい表現から外れて、チャップリンのサイレント映画のような作品を作りたかった」とのこと。ラストに登場する着信画面など、スマートフォンのフォーマットを上手く生かした表現はさすがだ。

奥下和彦氏の作品。サイレント映画のような演出で、従来のプロジェクションマッピングとは良い意味でかけ離れている

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