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Windows Info 第3回

配布開始されたWindows 8.1アップグレードを実際に導入

2013年10月22日 12時00分更新

文● 塩田紳二

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USB回復ドライブから初期化を行う

 Windows RTでシステムを完全に書き換えるには、回復ドライブを作成したUSBメモリを電源をオフにしたWindowsRTマシンにさし、USBメモリから起動する。なお、ドライブの混同を避けるため、メモリカードなどが装着されている場合には、抜いておいた方がいい。

 Surface RTの場合は、ボリュームダウンボタンを押しながら電源ボタンを押し続け、Surfaceロゴが表示されたら両方のボタンを離すことでUSBメモリから起動できる。

 英語版SurfaceRTだと最初に言語を聞いてくるがEnglishを選択する。その後、キーボードの種類を指定するが、すべてタッチで操作でき、キーボードは使わないのでUS版でもかまわない。

 なお、Microsoft IMEが表示されている場合、これを選んではいけない。再起動してしまうことがある。また、日本語をどうしても選びたいのなら「その他のキーボードレイアウトを表示」を繰り返しタップして最後のページにある「日本語」を選択する。ただし15ページほど進めねばならないので、かなり面倒。なのでUSを指定する。

 次にBitLockerの回復キーを聞いてくるが、ここはスキップする。Surface RTは、起動パーティション全体がBitLockerで暗号化されているが、8.0と8.1では、パーティションが違うので、パーティションを切り直すことになり、現在のパーティションは消えるため残す必要がない。

 起動したらメニューから「トラブルシューティング(Troubleshoot)」を選択、「PCを初期状態に戻す(Reset your PC)」をえらぶ。リセット対象としてWindows RT 8.1 プレビュー版が提示されるので、これをタップする。その後、パーティションを作り直すかどうかを聞いてくるので、「はい、ドライブのパーティション分割をやり直します(Yes, repartition the drives)」を選ぶ。

 次はクリーンアップの方法を聞いてくるが、どちらを選んでも完全に初期化になり、違いは、クイックフォーマットを使うかどうかなので「ファイルの削除のみ行う(Just remove my files)」を選択する。こちらのほうが処理が速い。最後に確認があるので「初期状態に戻す(Rest)」を選べば処理が開始される。処理が進み、再起動すれば、購入時の初期状態に戻っているはずだ。

 前述のように現在はWindows RT 8.1正式版が配布されていないので、どうようもないが、手元に回復ドライブがあるなら、今のうちに8.1プレビュー版から8.0に戻しておいたほうがいいだろう。

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