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『能力と健康を高める音、壊す音』発売

高デシベルが健康を蝕む? 毒にも薬にもなる音の効果

2013年10月26日 00時00分更新

文● 第7編集部 第2書籍課

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騒音をマスキング、いい音で体のリズムや心の状態を整える

 では、身の回りの騒音から自分を守るには、どうすればよいのでしょうか?

 「モーツァルト効果」(モーツァルトなどのクラシック音楽を聴くことで潜在意識を活性化でき、日常のパフォーマンスを向上させられるという効果)を世界中に広めた音楽療法の第一人者・音楽療法CDクリエイターのドン・キャンベルは、“音・音楽が人間に与える良い影響、そして思いがけない悪い影響”について長年調査・研究してきました(「モーツァルト効果」は日本でも、日野原重明氏の監修を得るなどして書籍やCDが大ヒットを記録しています)。

 彼は、騒音を“マスキング”し、別の音で包み隠して悪影響を減らす方法や、自分の周囲に心地よい音を流すことで体のリズムや心の状態を整え、良い方向に修正するという、一歩進んだ解決策も提唱しています。「音」が私たち人間の心や身体に与える影響を知ることで、対策を講じることができ、逆に音を利用して精神や肉体に良い影響をもたらすこともできることを科学的見地から、提唱しているのです。具体的には、

  • エクササイズや身体活動のパフォーマンスを向上させる音楽の使い方。
  • 家庭や公共の場でプライベートな空間をつくるための音の使い方。
  • 音楽でストレスを減らし、仕事の効率を上げ、協力的な職場環境をつくる方法。
  • 子どもの社会生活力・身体機能・学力を改善する音楽療法やトレーニング方法。
  • 医療現場での音楽の活用方法(術前ストレスの軽減、早期快復、理学療法の効果促進のために)。
  • アルツハイマー病などの認知症患者を含めた高齢者の生活を、音楽で改善する方法。

――などなど。  このように「音」や「音楽」が私たちに与える影響を解き明かしたドン・キャンベルは惜しくも2012年6月に他界しましたが、こうした彼の長年の調査・収集結果の集大成とも言える(そして残念ながら遺作ともなった)作品が、このたび初邦訳されました。それが書籍『能力と健康を高める音、壊す音 仕事・学業・うつ・不眠・病気・胎教・若さに効く音楽療法バイブル』です。

 本書では、胎児として母体にいるときから幼年期、思春期、社会人、老年期に至るまで、人生のあらゆるフェーズにおける音楽の活用法を、平易かつ多彩に解説しています。

 本書の提唱するアドバイスを補足する音源・動画・楽曲無料ダウンロードへの約80もの豊富なリンク先も掲載。原書の公式ホームページ(英語版です)にアクセスしていただければ、どなたでもご活用いただけます。

 さらに本書には、日本版独自の特典として、「あなたにピーク・パフォーマンスを発揮させるよう独自にアレンジされた」モーツァルトの楽曲17曲入りの音楽CDが付属しています。収録されている一流の演奏を聴きながら、あなたが直面しているハードルの高い課題に取り組んでみてください。音楽のすばらしい力に後押しされて、あなた自身の“最高のパフォーマンス”を発揮することができ、その課題をやり遂げられることでしょう。もちろん、お子様にもおすすめです。

 本書は理想的な生活への、いわば処方箋です。本書を読み、音・音楽を効果的に用いて、健康的な生活を実現させてください!

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