フェイスブックは、グーグルやアップルのように自前でハードウェアやOSを持たないため、売上の中心は広告収入となる。2013年第2四半期(4~6月期)の決算では、総売上のうち88%を広告売上が占め、第1四半期(1~3月期)の85%よりも3ポイントアップ。全広告収入のうちモバイル広告収入が占めるのは、1~3月期の30%から11ポイントアップの41%に拡大した。
モバイルは、フェイスブックの業績でカギとなっている。実際、4~6月期の月間アクティブユーザー数11億5000万人のうち、モバイルからのユーザーは71%の8億2000万人。モバイルユーザー数は1~3月期の7億5000万人から7000万人増加しており、モバイル化が着々と進んでいるわけだ。
アライドアーキテクツがこのたび発表した調査結果によると、モバイル化の波は日本にも及んでいる。同社の運営するソーシャルメディアマーケティングラボ(SMMLab)が6月に実施したフェイスブック利用実態調査では、フェイスブックにアクセスするデバイスとしてパソコンの52%に対してモバイル(スマホやタブレットなど)が48%。2012年5月の前回調査と比較すると、パソコンが64%から12ポイント減る一方、モバイルが36%から12ポイント増加したことがわかった。同調査結果からは、日本におけるフェイスブックの業績アップが予感される。