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TRILLもFCoE、IPv6などが追加ライセンスなしで使える

40G QSFP+を最大64ポート!HPのシャーシ型スイッチ

2013年07月30日 13時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 7月30日、日本ヒューレット・パッカードは40Gbps QSFP+を最大64ポート収容可能なデータセンター向けシャーシ型L3スイッチ「HP FlexFabric 11900 スイッチシリーズ」を発表した。

HP FlexFabric 11900 スイッチシリーズ

 20Uのシャーシに、ラインカードスロットを8基搭載し、最大64ポートの40Gbps QSFP+および最大384ポートの10Gbps SFP+を実装することが可能。ラインカードは、40GbEを4ポート、8ポート搭載したカード、10GbE 32ポート、48ポートを搭載したカードの計4製品が用意されている。最大スイッチング容量7.7Tbps、最大スループット5.8Bpps。シャーシは前面吸気/背面排気のエアーフローを採用し、ホットスワップ可能なACおよびDC電源を最大6基搭載することができるという。

 仮想シャーシ機能の「Intelligent Resilient Framework 2」に対応し、複数の11900シャーシを1台の論理的なスイッチとして利用し、レイヤー2およびレイヤー3の処理を行なわせることができる。また、TRILL(Transparent Interconnection of Lots of Links)や、FCoE(Fibre Channel over Ethernet)、IPv6などのネットワーク技術に標準対応し、追加ライセンスを購入することなく利用できる。OpenFlow 1.3への対応も予定しており、SDNソリューションの構築にも最適とのこと。

 希望小売価格(税込)はシャーシ、電源、管理モジュール等の共通インフラであるHP FlexFabric 11908-Vが1475万2500円から。48ポートの10GbEを搭載する「HP FlexFabric 11900 48-port 10GbE SFP+ SF Module」が1071万円、8ポートの40GbEを搭載する「HP FlexFabric 11900 8-port 40GbE QSFP+ SF Moduleが1050万円となっている。

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