AVアンプのおススメはソニー「STR-DN840」
続いてはAVアンプ。AVアンプの最新モデルは高機能化が進んでおり、ネットワークオーディオ再生機能の充実など、サラウンド再生自体には関心がないという人にとっても見逃せないモデルになってきている。
3万円台という価格はエントリーモデル中心となるが、それでも機能はほとんど見劣りがない。
お買い得度で競合他社の機種を圧倒するのがソニーの「STR-DN840」。3万円台という価格ながら、なんと実用最大出力150W×7chのパワーアンプを内蔵。Wi-Fi&Bluetoothに加えて、AirPlayにも対応するなど、価格を考えると1クラス上の内容になっている。
ネットワークオーディオ再生も、当然のように最大192kHz/24bit(2ch、WAV/FLAC)に対応する(有線LAN接続時。無線LAN接続時は最大48kHz/16bit)。
そのほか、予算に収まる3万円台のモデルに目を向けると、ヤマハの「RX-V475」が実売でギリギリ3万円台に収まる。HDMI端子は「MHL」(スマホなどの機器の動画などをフルHDで表示できる映像規格)や4K映像のパススルーにも対応するなど、最新の仕様になっており、機能性は十分。
LAN接続は有線のみで、Bluetoothは別売のアダプターで対応。肝心の音質面も、実用最大出力135W×5チャンネルのパワーアンプを内蔵。ヤマハ独自のシネマDSPも備え、臨場感あふれるサラウンドを楽しめる。
ヘッドフォンのおススメはアルティメットイヤーズ「UE900」!
最後はヘッドフォン。通勤・通学だけでなく、ちょっとした旅行や帰省のお供にぴったりなカナル型イヤフォンからセレクトした。BDレコやAVアンプではエントリークラス主体となる3万円台という価格だが、ヘッドフォンならば中~上位のモデルが選べる。そこで今回は、実力の点では定評のあるカナル型の高級モデルを選りすぐってみた。
今回一番のおススメとしたいのが、アルティメットイヤーズの最新のハイエンドモデルである「UE900」。実売価格は3万9800円で、ギリギリ3万円台に収まる。3way構成で、低音×2、中音×1、高音×1の4ドライバー構成を採用したBA(バランスド・アーマチュア)モデルだ。
ロングセラーモデルで愛用するユーザーが多いシュアの「SE535」もおススメ。より高価格なリミテッドエディションもあるが、実売で3万9800円と予算に収まるのはノーマルモデルとなる。
BAを3基内蔵したモデルで、ケーブルは着脱式となる。付属するイヤーチップも種類が多く、装着感や音質の好みに合わせて使えるようになっている。
そして、ゼンハイザーのイヤホン型上位モデルである「IE80」(3万5800円)。使用するドライバーはダイナミック型で、ケーブルは着脱式。ハウジングがアルミ製となっており、質感の高さでは随一。
また、ハウジングには小さなダイヤルが付いており、付属の器具を使って低音の量を好みに合わせて調整する機能も持っている。
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