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喰われっぱなしのPCメーカーに希望はあるか

2013年06月10日 16時00分更新

文● 澁野 義一/アスキークラウド

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to B製品でPCメーカーは生き残れるか?

 追い詰められたPCメーカーだが、光明がないわけではない。

 可能性のひとつは、法人向けサーバー需要だ。デルは中小企業向けに統合型サーバー「パワーエッジVRTX」をリリース。PCが頭打ちになるなか、サーバー向け製品で巻き返しを図る。

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デルの「パワーエッジVRTX」。価格は最小構成で133万8000円からだ

 だが、道のりは険しい。

 調査会社のMM総研によると、2012年度の国内サーバー出荷台数は前年度比マイナス4.2%の51万2854台だったという。出荷金額こそ2.3%増の2162億円だったが、厳しい数字なのは間違いない。

 もうひとつチャンスがあるとすれば、それは「ウィンドウズXP」のサポートが切れる2014年4月だ。

 しかし、スマホやタブレットへのシフトはすさまじいスピードで進んでいる。1年後にPCを一切使わない会社が登場していても、誰も驚かないだろう。

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