米モジラは5月14日、Firefoxの最新版を公開した。Windows、Mac、Linux用のデスクトップ版と、Android版が提供される。
デスクトップ版では「Do Not Track」機能の強化が図られた。Do Not Trackは、トラッキングに関するユーザーの意思を、HTTPリクエストを通じてサイト側に通知する機能だ。
有効/無効のいずれかを選択可能だった旧バージョンに対し、最新版では「トラッキングの拒否をサイトに通知する」「トラッキングの許可をサイトに通知する」「トラッキングに関する設定は一切サイトに通知しない」の3つから選択できるようになった。
SNSとの連携も強化された。Firefoxは、これまでもFacebookメッセンジャーとの連携に対応していたが、今回のアップデートでは、mixiやCliqs、msnNOWなど、連携可能なSNSが拡充された。
SNSとの連携機能はサイドバーの形で提供される。たとえばmixiでは写真とコメントがリアルタイムで表示されるなど、それぞれ利用可能な機能は異なる。
また、以前より予告されていた通り、Firefox 10 ESRのサポートが終了した。後継バージョンとしては、Firefox 17 ESRが用意されている。
Android版では、オープンソースフォントの「Charis」および「Open Sans」が同梱された。Android のデフォルトフォント3種類と、新たに追加された2種類、計5種類からフォントの選択ができる。CharisとOpen Sansの利用によって表示の美しさがアップし、視認性も向上するという。
デスクトップ版はモジラの公式サイトより、Android版はGoogle Playより無料でダウンロード可能だ。