4月24日、IDCフロンティアは、福岡県北九州市の環境対応型のデータセンター群「北九州データセンター(アジアン・フロンティア)」の5号棟が2013年4月に竣工したことを発表した。5月1日より稼働を開始する。
北九州データセンターは2008年9月に1号棟が竣工し、この度5号棟が完成。新たな設計の導入によりサーバーの高集積が可能で、全棟で10万台以上のサーバーを収容できる能力を保有する。稼働中のデータセンター拠点としては西日本最大を謳っており、国内でも最大級規模のデータセンター群となるという。東日本最大の拠点は2012年10月に稼働を開始した福島県白河市の白河データセンターで、首都圏と関西を含めたこれらの大型拠点が東京または大阪いずれかを、インターネットサービスの提供において遅延を意識しない程度の10ミリ秒圏内のネットワーク応答時間(レイテンシ)内でカバーできる高速・大容量ネットワークを構築している。
5号棟の述べ床面積は約5800平方メートルで、約530ラックを提供する。福島県白河市の白河データセンターで採用した最新鋭の外気空調システムを導入。年間負荷の約80%を外気利用でまかなうという。