油圧式変形機構が魅力！「VAIO Duo 11」ロードテスト 第13回

VAIO Duo 11をタッチ対応の地デジ環境に

Duoをテレビにする「VAIO TV with nasne」の使い方

検索操作がメインの「ホーム」画面

　VAIO Duo 11で使える「VAIO TV with nasne」には、5種類の画面が用意されている。それぞれの種類と役割は、以下の通りだ。

画面の名称	利用用途
ホーム（home）	視聴状況や番組検索結果を表示
ビデオ（video）	録画済み番組を表示、再生する
ガイド（guide）	番組表の表示、番組の録画予約
スケジュール（schedule）	録画予約状況の確認、編集
テレビ（tv）	放映中の番組を視聴する

　ではそれぞれの画面の概要について解説しよう。まずはホーム画面からだ。この画面はおもに、番組の検索に利用する。キーワード入力で番組を探すこともできるが、便利なのはあらかじめ設定されたキーワードから該当番組を表示する「マイサーチ」機能。「アニメ」や「新番組」など気になるキーワード設定しておけば、わざわざ入力しなくても検索結果がつねに表示されるのだ。キーワードは最大4つまで登録可能。「おまかせ録画」のように録画までは行なえないが、興味のある番組が瞬時に把握できるのはありがたい。

nasneや録画済み番組の状況、番組の検索結果などを表示するホーム画面

　画面右の「注目の番組」には、独自の集計結果によるお勧め番組が表示される。こまめにチェックすることで、多くの人が注目する番組を撮り逃すことなく確実に視聴することが可能だ。テレビ好きにはうれしい機能である。

番組予約を行なう「ガイド」画面と確認用の「スケジュール」画面

　番組表を表示するガイド画面は情報量が多いだけあって、基本操作はシンプルだ。操作系のコントロールとして用意されているのは放送日時や電波を選択するメニューと、視聴操作を行なうボタン類程度。特に迷うことなく操作できるだろう。

番組情報は多いがインターフェイスはシンプルなガイド画面

　ガイド画面のおもな使い道は、何といっても予約録画。一番よく利用する画面かもしれない。予約方法は簡単で、目的の番組をタッチあるいはクリックして選択したあと、右下のボタン類から「録画予約」を実行。予約情報が表示されたら「予約する」をタッチすればOKだ。

録画したい番組を選択し「録画予約」をタッチ。放映中の番組なら「選局」ですぐに視聴できる

録画情報が表示されたら「予約する」をタッチ。録画モードや繰り返し録画の設定も行なえる

　利用可能な録画モードは放送時の映像クオリティで録画する「DRモード」と、圧縮することで映像は劣化するもののファイル容量の少ない「3倍モード」の2種類。録画予約画面ではさらに1回のみの録画か毎週録画かを選択可能だ。

　予約録画の状況は「スケジュール」画面で確認できる。予約内容を修正したいときは番組を選択後、「設定変更」をタッチして日時や録画モードの設定を変更する。予約の削除はこの画面からのみ実行可能で、番組選択後に「取り消し」をタッチすればOKだ。

予約録画を行なうと、予約状況がスケジュール画面に反映される。予約の修正や取り消しもこの画面から行なう

　ホーム画面からでも、検索結果に表示された番組やお勧め番組の予約録画が可能だ。番組を選択すると項目が展開し、視聴や録画のためのボタンが表示される。キーワードや条件を設定しておけば、精度の高いフィルターとして利用できるだろう。

ホーム画面の検索結果やお勧め番組からも予約録画が行なえる

番組を視聴する「ビデオ」画面と「テレビ」画面

　録画した番組は、「ビデオ」画面で確認可能だ。番組名や再生時間に加え、ファイル容量やダビング10番組の残りダビング回数なども表示される。録画済みの番組を視聴する場合は、番組を選択したあと「再生」をタッチするだけでOK。視聴を途中で停止した場合は「しおり」として停止位置が自動的に記録され、次回再生時に続きから再生できる。

録画済みの番組が一覧表示されるスケジュール画面。番組を選択後、「再生」をタッチして番組を視聴する

録画済み番組の再生画面。3倍モードでの録画でも画質の劣化は目立たず、クリアな映像を楽しめる

　放映中の番組を再生するには「テレビ」画面を利用する。画面切り替え時にはメニューなどが表示されるが、自動的にスクロールアウトされるのでジャマになることはない。チャネルの切り替え録画などは、画面下部のコントロールから操作可能。直感的なインターフェイスなので、操作に戸惑う場面は少ないだろう。

放映中の番組を視聴するテレビ画面。チャネル切り替えや録画操作は画面左下の各種コントロールで行なう

（次ページ、「メニューから詳細機能を利用する」に続く）