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前田知洋の“タネも仕掛けもあるデザインハック” 第14回

社交性をデザインする マクロな人とミクロな人

2013年04月05日 09時00分更新

文● 前田知洋

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自分の社交性をデザインする

 自分はミクロタイプなのに、マクロタイプの役職を与えられてしまった、なんてケースももちろんあります。具体的には、「開発が得意なのに、飛び込み営業を担当させられた」「ブログなんて書いたことがないのにFacebookページの開設をまかされた」など。逆にマクロタイプの人がミクロタイプの環境にストレスを感じるのは「社内の人間関係が鬱陶しい」などがあります。

社会にはいろいろなタイプが混在する。そのなかで、どうしたら上手な関係を築けるのか

ミクロタイプの人がマクロタイプの社交性を身につけるには

 自分の性格は変えることは難しいですが、人の接し方、社交スキルを変化させるには視点を変えてみることです。

 たとえば、自分ひとりや、少数精鋭での仕事が得意なミクロタイプの人が、マクロタイプの社交性を身につけるには、こんなやり方があります。

○関係のタイムスパンを長くする
 目の前にある取引や契約よりも、今後1年のビジネス関係を重視するなど、長期視点に切り替えます。

○多くの人の利益を優先する
 「デートの約束があるのに残業を頼まれた」というケースでは、「ごめん、今日はダメになっちゃった」と恋人に連絡をいれるなど、自分に近い少人数よりも、自分から遠く多くの利益を優先するようにします。もちろん、社会常識の範囲内で。プライベートな人間関係や健康を害するようであればその限りではありません。

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