スムーズなOS移行で長く使っていける!
一方、BTOメニューについてだが、OS・CPU・メモリー・ストレージまで幅広いカスタマイズに対応。その中でも、ひときわ目を引くのが、搭載可能なOSの種類の豊富さだ。
最新のWindows 8に加えて、使い慣れたWindows 7も選ぶことが可能。さらに「Windows 7ダウングレードサービス」に対応したWindows 8も選択肢も用意されている。現時点では既存のソフトやデータ、周辺機器などを生かすためにWindows 7を使いたいが、環境が整ったらWindows 8に移行したいと想定している場合など、このメニューであればOS切り替えに再び予算を使う必要がなくなる。引いてはPC自体の利用年数も伸びるというわけだ。
選択できるOSの種類 |
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Windows 8 Pro 64ビット版 |
Windows 8 64ビット版 |
Windows 7 Professional 32ビット版 SP1(Windows 8 Pro 64ビット版ダウングレード) |
Windows 7 Professional 64ビット版 SP1(Windows 8 Pro 64ビット版ダウングレード) |
Windows 7 Ultimate 32ビット版 SP1 |
Windows 7 Professional 32ビット版 SP1 |
Windows 7 Home Premium 32ビット版 SP1 |
Windows 7 Ultimate 64ビット版 SP1 |
Windows 7 Professional 64ビット版 SP1 |
Windows 7 Home Premium 64ビット版 SP1 |
じつは、今回は試用した製品も「Windows 7ダウングレードサービス」に対応したモデル。ちなみに主なスペックは以下のとおりで、各種キャンペーンや割引の適用で、価格は10万円程度となる。
試用機の仕様 | |
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OS |
Windows 7 Professional 64ビット版 SP1 (Windows 8 Pro 64ビット版ダウングレード) |
CPU | Core i5-3360M(2.8GHz) |
メモリー | 4GB(2GB×2)DDR3 1600 |
ストレージ | SSD 256GB(MLC)シリアルATA 300MB/s |
光学ドライブ | スリムDVD-ROMドライブ |
無線通信 | IEEE802.11a/b/g/n準拠無線LAN |
バッテリー | 標準バッテリー(BT3208-B) |
さて、気になるのはマシンのパフォーマンスだ。まずは「Windows エクスペリエンス インデックス」をチェックしてみたところ、結果はかなりの高水準に。一般的にビジネスユースを意図したマシンだと“グラフィックス”が基本スコアを大きく下げることが多いが、今回のモデルは、それがかなりのハイスコアとなり、結果、基本スコアを大きく引き上げる形となった。
また、PC総合ベンチマークソフト「PCMark 7」でのスコア測定も5000オーバーで、ビジネスユースとしての基準で考えると相当な高水準となった。オフィス系ソフトの使用程度を想定すれば、ややハイスペック過ぎる気もしないでもないが、購入したあとに数年利用していくことを想定すると、これぐらいの性能面でのゆとりは欲しいところだ。
一方、この試用機のように、クラウドやファイルサーバーの使用を想定し、ストレージをSSDオンリーにするのも、マシン単価の低減という面でも有効な手段といえるだろう。もし高速アクセスと大容量を両立させたいならば、キャッシュ用にSSDを搭載した「ハイブリッドHDD」を選ぶといった選択肢も用意されている。
選択できるストレージの種類 |
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2.5型HDD 250GB~1TB(5400rpm)シリアルATA 300MB/s |
2.5型HDD 500GB(7200rpm)シリアルATA 300MB/s |
ハイブリッドHDD 500GB シリアルATA 300MB/s |
SSD 128GB(MLC)シリアルATA 300MB/s |
SSD 256GB(MLC)シリアルATA 300MB/s |
そのほか、バッテリー駆動時間も、ベンチマークソフト「BBench」を用いてチェックしてみた。「ディスプレーの輝度最大」「動画をループ再生」という、電力をかなり消費する状況下での計測結果は3時間5分。社内でPCを持って移動し、会議に参加する程度なら、十分に利用できるスタミナである。