このページの本文へ

バックアップに必要な容量を最大1/15まで削減

最大81TB!デル、Ocarinaの重複排除を搭載した「DR4100」

2013年02月20日 18時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 2月20日、デルは買収したOcarinaの重複排除技術を搭載したバックアップアプライアンス「Dell DR4100」を発表した。重複排除および圧縮の技術により、バックアップに必要なストレージ容量を最大1/15まで削減するという。

 ハードウェアとしては、デルのPowerEdge 第12世代サーバーを採用。1台につき9、18、27TBの容量を提供する拡張シェルフを最大2台追加でき、物理的なストレージ使用量を最大81TBにまで拡張できる。重複排除使用後の論理容量は、最大1.2PBにまで拡張可能だという。

PowerEdge 第12世代サーバーを採用したDR4100

 また、災害対策面での機能も強化され、 異なる場所にあるノードを最大32まで中央の単一ノードにレプリケートする多対1の複製機能をサポート。バックアップデータを重複排除しつつ、レプリケーションを迅速かつ日次で実行できるようになるという。さらにソフトウェア認定も拡大され、デル(AppAssureおよびQuest)のみならず、シマンテック、CommVault、オラクル、CA Technologiesなど主要ベンダーの製品をサポートする。

 DR4100は、2.7TBから27TBまで、使用可能容量によって5種類(41/81/135/270/405TB)の初期構成で導入可能。重複排除や圧縮、レプリケーション、DR Rapid Data Accessなどのソフトウェアライセンスは製品に含まれており、今後搭載される各種機能も追加料金なしで利用できるという。

 参考価格は161万円(税込)からで、出荷は3月中旬の予定。

■関連サイト

カテゴリートップへ