春はケータイ業界最大の商戦期!
だからオトクなキャンペーンが展開される
新年度/新学期のシーズンである2~4月は、携帯電話業界にとって最大の商戦期である。実際、冬モデルや春モデルとして魅力的なスマートフォンが多数リリースされている。
春の商戦期にはハードウェアだけでなく、学割をはじめとする割引キャンペーンも展開され、テレビCMも頻繁に流れている。ただ、学割というと「自分は学生じゃないから関係ない」と思い込んでいる人も少なくないのでは? 実際には、家族に1人でも学生がいれば適用可能なので、ASCII.jp読者でも相当多くの人が利用できるキャンペーンだ。
本記事では各社の学割キャンペーンの中身について、どういうユーザーが対象になって、どれだけ割引されるか詳しく見ていこう。なお、原則としてドコモはXiスマートフォン利用時、auとソフトバンクについてはiPhone 5利用時を例として用いている。
各社基本プランが最大3年間、0円に
ドコモはパケット定額の割引も
“学割”という名前からもわかるように、各社のキャンペーンとも基本的には学生が加入するものだ。まずは月々の利用料金を比較してみると、以下のような内容になっている。
NTTドコモ | au | ソフトバンク | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
通常料金 | 応援学割2013 | 通常料金 | 学割 | 通常料金 | ホワイト学割 with 家族2013 | |
基本使用料 | 780円 | 0円 | 980円 | 0円 | 980円 | 0円 |
タイプXi にねん | LTEプラン | ホワイトプラン(i) | ||||
パケット定額 | 4935円 | 3885円 | 5460円 | 5460円 | ||
Xiパケ・ホーダイ ライト | LTEフラット | パケットし放題フラット for 4G LTE | ||||
ISP料金 | 315円 | 315円 | 315円 | |||
spモード | LTE NET | S!ベーシックパック(i) | ||||
合計 | 6030円 | 4200円 | 6755円 | 5775円 | 6755円 | 5775円 |
割引期間 | 最大37ヵ月 | 最大36ヵ月 | 最大36ヵ月 |
学割に加入すると、各社ともまずは基本プランが最大約3年間無料になる。ここまでは似通っている。
基本プランに加えて、パケット定額も1050円引きとなるのが、NTTドコモの「応援学割2013」だ。特にドコモの場合、通信量の上限が月3GBになる代わりに、通常の「Xiパケ・ホーダイ フラット」(月7GBが上限で月5898円)より1050円安い「Xiパケ・ホーダイ ライト」が用意されているため、月額料金の合計は月4200円からのスタートになる。
auとソフトバンクは、パケット定額には学割特有の割引サービスは用意されていない分、やや不利と言えるだろう。ただし、パケット定額に学割と関係ないキャンペーンがある関係で、月7GB上限のプランで横並びで比較するとドコモより安価なので、パケットをたくさん使いたいという人であれば、差は縮まる。
いずれにせよ、最新Xiスマホを月4200円から利用可能というドコモはオトク度が高い。現在ケータイを使っていて「スマートフォンは利用料金が高いから……」と感じていたり、スマートフォンを欲しがる子供を持つ親御さんで「中高生にスマホはぜいたくでしょ」と考えている人もいるかもしれないが、学割の活用で確実に料金を抑えられるのだ。
なお、学割の申し込みには、対象となる料金プランやパケット定額サービスへの加入が前提となる。詳しくはドコモ、au、ソフトバンクの各サイトをチェックしてほしい。