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クラウドサービスのSLAも99.999%に向上

IDCF、1000京分の1の堅牢性を誇る分散ストレージ先行提供

2013年01月24日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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1月23日、IDCフロンティア(以下、IDCF)はヤフーとの共同開発した分散ストレージサービス「IDCフロンティア 分散ストレージサービス powered by Yahoo! JAPAN」(以下、IDC分散ストレージ)を発表。1月29日から先行提供する。

 IDCF分散ストレージでは、同社が2012年7月に出資と戦略提携を行なった米Basho TechnologiesのS3 API互換オブジェクトストレージ基盤「Riak CS」を採用。19ナイン(1000京分の1)の堅牢性と6ナイン(100万分の1)の可用性を誇るという。また、他社サービスと比べ、最大6倍のパフォーマンスを誇るという。

 IDC分散ストレージでは拠点内のデータの多重保存に加え、西日本と東日本の拠点にデータを自動分散し、高い堅牢性と可用性を担保した。1月末からは無料でAPIとSDKを提供し、今春の正式サービス開始時にはWeb上でのコントロールパネルとサービスへの課金を行なうという。

西日本と東日本の拠点にデータを自動分散

 また、同日IDCFではクラウドサービス全ラインナップのSLAを、従来の99.995%から99.999%(5ナイン)まで引き上げたことを発表した。月間30日とした場合、99.999%のSLAではダウンタイムが25.92秒にとどまり、保証値を下回った場合は、月額費用の10%を減額するという。対象は同社のプライベートクラウド、セルフポータル型/マネージド型のパブリッククラウドなど。4月1日から提供を開始する。

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