ベンチマーク結果は、上々のパフォーマンス
「Inspiron 15z」の、Windows 8の快適さの指標となる「Windowsエクスペリエンスインデックス」の一番低いサブスコアは「グラフィックス」の値「5.8」だ。次いで「ゲーム用グラフィックス」の「6.4」となった。CPU内蔵のグラフィックス機能であるIntel HD Graphics 4000としては妥当なところだろう。「プロセッサ」の値は「7.1」、「メモリ」は「7.5」と高く、「プライマリハードディスク」の値は「5.9」だ。オフィスワーク等では十分な性能があることを示している。
PCの総合的なパワーを判断する「PCMark 7」の結果も良好だ。3D性能を計測するベンチマーク「3DMark 11」はそれほどよい成績ではないが、最新の3Dゲームなどで遊ぶのでなければ問題ないだろう。
バッテリー駆動時間については、電源オプションを高パフォーマンスに設定し、無線LAN機能もオンにした状態で「BBench」を利用して計測したところ、3時間17分25秒使うことができた。省エネ設定にしても丸1日の外出に対応するのは難しいかもしれないが、ほかの部屋へ持って行って使いたい、会議中に使いたいというような要望には十分応えてくれる。
「Inspiron 15z」は、本体サイズは大きいもののフットプリントに対する厚さとしては十分に薄い。また、スリープ状態からの復帰などは非常に軽快で、基本的に使い終わったらディスプレイを閉じてスリープにし、使いたい時にはぱっと開いてすぐに使う、という利用方法が向いている。
特別な軽さは必要としておらず、しっかりメインマシンとして利用できるだけの性能と、Ultrabookのスマートさやスリープからの高速復帰などを併せ持つことに魅力を感じるならば、「Inspiron 15z」はお勧めのマシンだ。