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油圧式変形機構が魅力!「VAIO Duo 11」ロードテスト 第2回

店頭販売向けの標準仕様モデルを試用

「VAIO Duo 11」標準仕様モデルのスペックとサウンド機能をチェック

2012年12月03日 11時00分更新

文● 高橋量

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パワーと快適さにこだわった充実のスペック

 VAIO Duo 11の標準仕様モデル「SVD11219CJB」は、CPUにIntel Core i5-3317U(1.7GHz)を採用している。コア数は2つだがハイパースレッディング・テクノロジーに対応しているため、4スレッドの高速な処理が可能だ。動作周波数は1.7GHzとやや低いようにも感じるが、ターボ・ブースト・テクノロジーによって最大周波数は2.6GHzまで引き上げられるので、CPUの処理速度でイライラさせられることはないだろう。

 メモリ容量は4GBで、オンボードに2GB×1、専用スロットに2GB×1の構成だ。専用スロットがあるが、メモリの増設には対応していない。大容量で使いたいところではあるが、ビジネスやネット閲覧など日常的に使う程度なら十分だろう。

 ストレージには128GBのSSDを搭載。試用機ではサムスンの「MZMPC128HBFU-00000」が利用されていた。6GB/秒のSerial ATAで高速なアクセスを期待できる。

アクセス速度6GB/秒のSerial ATA接続128GB SSDを搭載。試用機にはSAMSUNGの「MZMPC128HBFU-00000」が搭載されていた

 GPUは、CPU内蔵のIntel HD Graphics 4000を使用する。高いスペックを要求する大作3Dゲームを高解像度でプレーするには少々厳しいが、解像度やテクスチャーのクオリティーを下げれば問題なくプレーできるはずだ。

1920×1080ドットでのWindows8のスタート画面。1画面に多くのタイルを表示できる

 液晶ディスプレーのサイズは11.6型で、1920×1080ドットのフルHD表示が可能だ。同サイズのUltrabookでは1366×768ドットの解像度が一般的だが、作業効率を重視するなら解像度は高いほうがよい。ドットピッチが狭いため若干文字が小さくなるが、Windows8の設定を変えるなどして使いやすい環境に変更するのもありだろう。

VAIO Duo 11のデスクトップ画面。作業領域が広く、1画面により多くの情報を表示可能だ

 VAIO Duo 11はサウンド面にこだわっている点にも注目したい。ステレオスピーカーは本体底面のエッジ付近に配置されているため音がこもることがない。内蔵スピーカーは一般的なものだが、音圧を高める「xLOUD」やクリアな音を実現する「Clear Phase」などのオーディオ技術により、ハイクオリティーなサウンドを実現している。音響効果としては「Dolby Home Theater v4」に対応。臨場感のあるサラウンドサウンドを体験可能だ。

本体底面に配置されたステレオスピーカー。さまざまなオーディオ技術により、内蔵スピーカーでもクリアな音を楽しめる

「Dolby Home Theater v4」の音響効果を切り替えるユーティリティ。オン/オフを切り替えると、その違いがはっきりわかるだろう

 付属のノイズキャンセリングヘッドホンを利用すれば、周囲の騒音が打ち消された環境でよりクリアな音を楽しむことができる。移動中の機内でも周囲の騒音を気にすることなく、音楽や映像に没入できるだろう。音楽を再生しなくてもノイズキャンセリングは有効になるため、静かな環境で集中したい時に使うのもアリだ。

標準仕様モデル「SVD11219CJB」に付属するノイズキャンセリングヘッドホン。VAIOオーナーメードモデル「SVD1121AJ」ではオプションとして用意されている

ノイズキャンセリング機能の設定ユーティリティ。効果の強さを設定できる

 次回は、「VAIO Duo 11」標準仕様モデルのスペックと性能をチェックの第2弾として、搭載する通信機能やセンサー機能、そして多くの人が気になるであろう各種ベンチマークテストの結果を紹介しよう。


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