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利用期限は2013年3月31日まで

ICMP利用のVPNも!ソフトイーサが「PacketiX VPN 4.0」ベータ

2012年11月27日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 11月26日、ソフトイーサは、法人・個人向けのレイヤ2VPNソフトウェアの最新版「PacketiX VPN 4.0」のベータ版(RC1)を公開した。無料ダウンロードが可能で、利用期限は2013年3月31日までとなっている。

「VPN over ICMP/DNS」もサポートする「PacketiX VPN 4.0」のベータ版

 PacketiX VPN 4.0では、L2TP/IPsecやOpenVPN、MS-SSTP、L2TPv3、EtherIPなどの各種VPNプロトコルに新たに対応。iPhoneやAndroidなどのスマートフォン、シスコのVPNルーターからのトンネリング接続も可能となった。また、NATやファイアウォールを貫通する「NATトラバーサル」機能、固定IPアドレスを不要にするダイナミックDNS機能、ICMPやDNSしか通信できないような公衆無線LANでもVPN通信を可能とする「VPN over ICMP/DNS」機能などの強力な通信機能を備える。

 また、現行のPacketiX VPN 3.0と比較し、VPN内でのファイル転送速度を最大2倍程度にするWAN高速化機能、NTTのフレッツサービスの網内IPv6折り返し通信対応機能などが新たに実装された。そのほか、日本語、英語、中国語の3カ国語版がシングルバイナリで提供され、VPN Serverは一般ユーザー権限でもインストールが可能になっている。

 ソフトイーサでは PacketiX VPN 4.0のRC1の配布結果のフィードバックをもとにソフトウェアを十分な品質に高めた上で、2012年度中の製品版発売を予定。深刻な不具合が発見されない場合は、2012年末または2013年の早い時期に製品版をリリースするという。

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