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神戸にオープン、共同販促にも取り組む

ソフマップとコジマ初の“共同店舗”が開店、ポイント相互利用も

2012年11月22日 18時00分更新

文● 大河原克行

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ソフマップ/コジマ間の「ポイント交換」や
「共同配送」「共同設置サービス」「共同販促」などを展開

ソフマップの和田真輔店長(左)と、コジマの友田均店長(右)

 神戸ハーバーランド店では、前日までHa・Reの5階で営業しているソフマップ神戸店を、6階に移転するとともに増床。コジマとの共同出店とすることで、取り扱い製品群に幅を持たせることができるという。

 また、これまで行っていなかったソフマップとコジマによるポイント交換や、共同配送、共同設置サービス、共同販促などを展開することにより、共同店舗としてのメリットを最大限生かしたいとする。

 また、名札や名刺、法被を統一したものを新たに用意。相乗効果がでるような形で店舗運営をするという。

ソフマップとコジマ初の共同店舗であり、法被も新たに用意した

 「ソフマップの売り場で商談していたお客様が、そのままコジマの売り場に移動しても、接客を続けた方がいいという場合には、できる範囲で対応する」(ソフマップ・和田店長)と、売り場をまたいだ接客も行う考えだ。

パソコンから白物家電まで、豊富なアイテムを扱う

 神戸ハーバーランド店は、JR神戸駅および神戸市営地下鉄海岸線のハーバーランド駅から徒歩5分にあり、デジタル家電から生活家電までを1フロアに集約する店舗となる。

 コジマでは兵庫県内で5店舗目の出店、ソフマップとしては、秋葉原の本店に続く規模の売り場面積となる。

 神戸ハーバーランド店は、ソフマップが約3500平方メートルの売り場に、PCおよびテレビ、レコーダー、スマートフォンなどを展示。コジマとしては、約1000平方メートルの売り場に冷蔵庫、洗濯機、エアコン、太陽光発電など、白物家電を展示する。

 これまでソフマップが5階売り場で扱っていた理美容家電や電球関連の取り扱いをコジマに移管。ソフマップでは、その分、デジカメやスマートフォンなどの売り場を拡張したという。

コジマでは女性店員が中心になって手作り感を前面に押し出した展示が特徴

ブライダルの提案コーナーも用意している

女子家電のコーナーを女性店員のアイデアで展開

コタツの様子を店内に再現。シーンごとの提案を行う

 コジマでは、男性5人、女性7人の正社員と、8人のアルバイトで構成。「女性が多いのは成城店に次ぐものとなる。女性のアイデアを売り場に生かしているのが特徴であり、女性が楽しめる店舗にしたい」と、コジマの友田店長は語る。

 また、和田店長は、「ソフマップは、性能比較の展示など、男性目線での展示が多く、女性に訴えかけるコジマの展示方法は参考になる。ノウハウとして取り入れていきたい」とするほか、「開店初日から、シニア層や女性層の来店が目立つなど、早くもコジマとの共同店舗の成果が出ている。これをうまく販売につなげていきたい」とする。

 ソフマップでは、コジマの売り場との境目に、女性向けのイヤフォンコーナーや女性に人気のデジカメなどを展示し、女性層の取り込みにも工夫を凝らしている。 

 なお、両社では、今回の共同出店を記念して、合計1万円以上の購入者に対して、総額100万円相当の豪華賞品が当たる「がちゃがちゃ抽選会」や、ソフマップとコジマのキャラクターが描かれた「マップマップくんとコジ坊風船」のプレゼントやコジ坊との記念撮影会のほか、11月23日~25日までは、ソフマップが扱う中古商品による「お宝発掘市」などのイベントも開催された。

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