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シスコシステムズとの協業で実現

UCをクラウド提供!リコービジネスインターネットサービス

2012年11月13日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 11月12日、リコージャパンはPBX(構内交換機)やUC(Unified Communication)の機能をクラウド型で提供する中堅中小企業向けのサービス「リコービジネスインターネットサービス」を発表した。同社のクラウドサービスの中で、「クラウドコミュニケーションサービス」に位置付けられるもので、6月に発表されたシスコシステムズ社との協業により実現した。閉域網(IP-VPN)やシスコ製のボイスゲートウェイやIP電話、各社のスマートフォンやタブレット端末、さらに運用管理の支援サービスまでをワンストップで提供するという。

リコービジネスインターネットサービスの概要

 PBXとUCのアプリケーションは、「Cisco Unified Communications Manager(CUCM)」を採用し、NTTコミュニケーションズのデータセンターからクラウドサービスで提供する。これにより、拠点ごとのPBXが不要となり、運用保守の手間やコストを削減。移転時のPBXの移設も不要になるほか、レイアウトフリーやスマートフォン/携帯電話との連携も可能になる。コールバック機能の活用により、外出先からの通話も会社の電話番号で発着信できるという。また、電話回線とLANもIPネットワークに統合するため、レイアウト変更にともなう電話の配線工事も不要になるという。

 さらに、クラウド上にWeb電話帳を用意し、内線/外線電話、メール、電話、チャット、Web会議など、最適なコミュニケーション手段を選択し、ダイレクトに発信や起動ができる。

 リコーグループの運用・保守サービス提供会社であるリコーテクノシステムズによるヘルプデスクサービスや遠隔監視、全国384拠点の専門技術者によるオンサイト保守も提供される。

 価格は、CUCMベーシックの場合、初期料金が7000円/ID、月額料金が1200円~。 CUCMアドバンス の場合、初期料金は7000円/ID、月額料金1400円になる。なお、別途で閉域網(IP-VPN)、ボイスゲートウェイ、各種デバイス、導入・運用保守サービス料金が必要。サービス開始は、2013年1月末予定。

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