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性能も機動力も最高峰! 「VAIO Z」ロードテスト 第24回

VAIO Z夏モデルのSSD性能を検証する

2012年09月24日 11時00分更新

文● 高橋量

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まずはSSDの状態を確認してみよう

 VAIO Zで採用されている「RAID(レイド)」とは、複数のストレージを組み合わせることで容量やアクセス速度、あるいはストレージの信頼性を向上させる技術のことだ。RAIDには運用目的に応じて7種類の「レベル」が用意されており、VAIO Zではストレージの容量と転送速度を向上させる「RAID 0」が採用されている。

 VAIO Z標準仕様モデルの最新版「SVZ13119FJ」では64GBのSSDが2台搭載されているが、RAID 0によって128GBのSSDとして利用できる。VAIOオーナーメードモデル「SVZ1311AJ」では128/256/512GBのSSDが用意されているが、それぞれ64×2/128×2/256×2台のSSDが搭載されているのだ。

 RAID 0によって1台のストレージとして認識されたSSDは、Windows 7のデバイスマネージャーでも1台のデバイスとして認識される。実際にRAIDで運用されているか知りたい場合には、インテルの専用ユーティリティ「ラピッド・ストレージ・テクノロジー」を利用すれば、RAID 0で構成されていることが分かる。

「ラピッド・ストレージ・テクノロジー」の画面。「ボリュームの管理」の「タイプ」に「RAID 0」と表示されている

 通常はラピッド・ストレージ・テクノロジーでSSDの型番まで確認できるが、試用機では確認できなかった。そこでストレージの状態を監視する「CrystalDiskInfo」を利用。使用されているSSDはSAMSUNGの「MZRPC128HACD-000SO」という製品だった。この型番の製品を検索しても該当する情報が見当たらないため、おそらく専用パーツなのだろう。

「CrystalDiskInfo」の実行結果。搭載SSDはSAMSUNGの「MZRPC128HACD-000SO」だ

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