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セキュリティ統合管理ソフトウェア「HP ArcSight ESM 6.0c」も発表

日本HP、仮想パッチ機能搭載TippingPointアプライアンス

2012年09月18日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 9月13日、日本ヒューレット・パッカードは不正侵入防御アプライアンス「HP TippingPoint NX Platform Next Generation IPS」、セキュリティ統合管理ソフトウェア「HP ArcSight ESM 6.0c」を発表した。

 TippingPoint NX Platform Next Generation IPSは、脆弱性の悪用からサーバー群やクライアントPC、ネットワークを保護する不正侵入防御アプライアンス製品の新モデル。外部へ脆弱点を存在しないように見せる「HP Digital Vaccine」(仮想セキュリティパッチ機能)によって、システムにセキュリティパッチを適用できなくてもサイバー攻撃を防御できるという。また、セキュリティ研究グループ「HP DV Labs」が幅広いソフトウェア/システムの脆弱性を発見し、迅速にDigital Vaccineを更新。さらに、600万件/日、グローバル2500社以上からの攻撃分析情報を提供する「Reputation DV」により、ボットネットなどの悪意のあるサイトからの攻撃、サイトへのアクセスによる感染を防御できるという。

 新モデルのおもな機能強化点は、以下の通りだ。

  • ネットワークセキュリティプロセッサを増強・再設計することで大幅な処理能力の向上を実現(13Gbps)
  • ネットワークポート数を最大16ポートに拡張
  • モジュラー型のネットワークポートを採用し、柔軟なネットワーク構成が可能に
  • 10GbEに加え40GbEにも対応

 一方のArcSight ESM 6.0cは、システムやネットワークから発生するさまざまなログデータ取得し、リアルタイムに相関分析を実施、レポーティングする機能を搭載。ビジネスリスクに対する脅威の予兆監視、発見的対策を実現する統合セキュリティ監視プラットフォームを提供する。

 またこの新バージョンでは、

  • HP独自開発の「CORRエンジン」を新搭載し、分析処理を大幅に高速化
  • RDBMSを利用していた前バージョンに比べて、検索・相関分析のパフォーマンスを300%~500%に向上
  • 収集したログデータを圧縮してストレージに格納することで、必要なストレージ領域を1/20に削減可能に

などが行なわれている。

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