マルチディスプレー環境を
さらに便利にするオンラインソフト
マルチディスプレーはWindowsが標準でサポートしている機能だが、それだけではディスプレーごとに別々の壁紙を表示することや、セカンダリディスプレーにタスクバーを表示することなどはできない。しかしオンラインソフトを利用すれば、こうした機能が実現され、マルチディスプレー環境をより便利に活用できるようになる。マルチディスプレー環境にお勧めのWindows用オンラインソフトを紹介しよう。
マルチディスプレーで別々の壁紙を設定する
MultiWallpaper
作者 | 乗りれ氏 |
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価格 | 無料 |
URL | http://soft.g-sce.com/multiwallpaper/ |
「MultiWallpaper」は、マルチディスプレー環境でディスプレーごとに異なる壁紙を設定するためのソフトだ。Windowsの標準機能では、全ディスプレーで同じ壁紙しか設定できないほか、ディスプレーの解像度に合わせて壁紙を拡大縮小する機能は、プライマリディスプレーでしか利用できないという制限がある。MultiWallpaperを利用すれば、こうした問題を解決できる。
使い方は簡単で、ディスプレーを表す枠を選んで、壁紙ファイルを指定するだけだ。壁紙の表示の仕方も「拡大」「拡大(縦横比固定)・中」など、さまざまなパターンが用意されている。ディスプレーごとに指定した壁紙の組み合わせは、名前をつけて保存でき、サムネイル表示されるので、気に入った壁紙の組み合わせを登録しておけば、気軽に変更できる。
プライマリ以外にもタスクバーを表示する
MultiMonitor TaskBar PRO
作者 | Mediachance.com |
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価格 | 28ドル(米ドル) |
URL | http://www.mediachance.com/free/multimon.htm |
Windows標準のマルチディスプレー環境では、タスクバーをプライマリのディスプレーにしか表示できない。タスクバーをクリックしてアクティブウインドウを切り替える人にとっては、ウインドウの切り替えが面倒に感じることもある。そこでお勧めしたいのが、「MultiMonitor TaskBar PRO」だ。
MultiMonitor TaskBar PROを利用すれば、プライマリ以外のディスプレーにもタスクバーが表示されるようになり、アクティブウインドウの切り替えが便利になる。ただしセカンダリディスプレーに表示されているタスクバーは、同ソフトが作った擬似タスクバーであり、Windows標準のタスクバーとは多少挙動が異なる。
またMultiMonitor TaskBar PROを導入すると、アクティブウインドウの最小化ボタンの左に、「→」や「←」のボタンが追加される。このボタンをクリックすると、そのウインドウが隣のディスプレーへと瞬時に移動するという便利な機能だ。ウインドウのディスプレー間の移動は、キーボードショートカットにも対応しており、「Ctrl」+「Alt」+矢印キーでも可能だ。MultiMonitor TaskBar PROは、マルチディスプレー環境の利便性を大きく高めてくれるソフトなので、是非導入することをお勧めしたい。
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