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「フレキシブルデザインコンテナ」を7月6日から販売

日立、サイズ変更や2室構成も可能なコンテナ型DC

2012年07月05日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 7月4日、日立製作所は屋外設置式のコンテナ型データセンター「フレキシブルデザインコンテナ」を7月6日から販売開始すると発表した。

柔軟な構成が可能な「フレキシブルデザインコンテナ」の外観と内部

 フレキシブルデザインコンテナは、屋外に設置したコンテナ内に、サーバーやストレージなどのIT機器を搭載したラック、冷却用の空調機器などのIT設備を収容。無人運転を支援する監視システムとともに提供する。サイズやレイアウトを柔軟に設計でき、短期間に低コストで構築可能であり、稼働効率が最大となるように配置することで、省電力・高集積なデータセンターを実現するという。

 通常のコンテナ型データセンターは、コンテナのままで輸送できるが、コンテナサイズに制約があるため、保守スペースの確保や、IT機器の高集積化、冷却効率の最適化が課題となることが多いという。これに対しフレキシブルデザインコンテナは、システムの規模・構成に応じたコンテナサイズの柔軟な対応が可能だ。このため、設備の稼働効率を高めつつ、十分な保守スペースを確保するなど、ユーザーのニーズに対応したデータセンターを、短期間で構築できるとしている。

 また、コンテナ内に間仕切りを設置し、マシン設置エリアと隔離した前室を用意できる。「前室から屋外へ通じるコンテナの外扉」と「マシン設置エリアへの内扉」の2段階で施錠することで、セキュリティを向上できる。さらに、保守点検時の入退室によるドアの開閉時にも、マシン設置エリアの温湿度環境を維持できるほか、雨風、埃などの侵入防止にも効果があるという。

「フレキシブルデザインコンテナ」および関連サービスの価格と提供開始時期

 フレキシブルデザインコンテナは、独立行政法人「情報通信研究機構」(NICT)にて先行採用されている。これは、情報通信技術の研究開発や新たなクラウドサービス、システムの研究開発、実証を行なうためのクラウド基盤用のコンテナ型データセンターとしての採用。約2.5カ月という短期間で構築し、4月から順次稼働を開始しているという。

 このNICTに納入したフレキシブルデザインコンテナは、床面積約130平方メートル(約20.0×6.5m)、高さ約3.9mのコンテナ内に、大規模なシステム基盤を実現。サーバーの一部には日立アドバンストサーバ「HA8000/RS220」、ストレージの一部にはミッドレンジディスクアレイ「Hitachi Adaptable Modular Storage 2500」が採用されている。

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