こだわりまくった外観デザイン
まずは、アルミ素材削り出しで製造される天板。マットな質感の加工が施された天板は、サラサラとした触り心地で、すんなりと手になじむ。昨今、流行の光沢加工とは異なり、指紋などのあとが残るといったこともない。イージーに利用できるのは、ズボラな性格の著者にとっては、うれしいポイントだ。
一方、パームレストや底面の加工も見逃せない。やはりマットな質感のラバー素材を利用しており、しっとりとした手触りで、ヤミツキになる心地良さがある。触り心地の良さはそのまま、使い心地に直結するだけに、高く評価できる。
また、ディスプレーにも注目したい。スマホなどでは、おなじみとなっているコーニング社の「Gorilla ガラス」を採用。極めて強度の高いガラス素材で、表面にキズがつきにくく、さまざまな環境で利用するモバイルPCにはうってつけと言える。ディスプレー面全体を覆うエッジtoエッジ仕様になっており、スッキリとした見た目に高級感が漂う。
ざっと特徴的な部分を上げてきたが、上記以外の部分でも、面取りされたボディのエッジ部分や、緩やかな丸みを帯びたボディ形状など、随所にこだわりを感じられる外観。アンケートで、高評価を得たのもうなずける出来映えだ。本製品にも受け継がれた、その質感をじっくりとチェックしてほしい。
スリムでもパフォーマンスに妥協なし!
外観デザインやボディ素材にこだわり抜いている本製品だが、こだわっているのはデザイン性だけではない。XPSシリーズにラインナップされる製品だけに、パフォーマンスも妥協してはいない。CPUは、もちろんインテル 第3世代で、ストレージはインテル スマート・レスポンス・テクノロジー(以下、ISRT)対応に対応しており、OSの起動などが快速。また、バッテリー駆動時間は、カタログ値で11時間以上。メインマシンとしても利用できるパフォーマンスを備える。
しかも、これだけのスペックを備えながら、本体の厚さは20.7ミリ。ウルトラブックであるので、当然と言えば当然のことだが、やはりスリムなボディ設計はうれしい。重量は約2.1kgとウルトラブックの中では重量級になるが、本体の質感、マシンスペックを考えれば、割り切れるところだろう。