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アルミ素材削り出しの天板などのこだわりデザインが魅力

満を持して投入するIvy世代のウルトラブック「XPS14」

2012年06月26日 11時00分更新

文● 真島 颯一郎 写真●ANZ 提供●デル

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こだわりまくった外観デザイン

 まずは、アルミ素材削り出しで製造される天板。マットな質感の加工が施された天板は、サラサラとした触り心地で、すんなりと手になじむ。昨今、流行の光沢加工とは異なり、指紋などのあとが残るといったこともない。イージーに利用できるのは、ズボラな性格の著者にとっては、うれしいポイントだ。

 一方、パームレストや底面の加工も見逃せない。やはりマットな質感のラバー素材を利用しており、しっとりとした手触りで、ヤミツキになる心地良さがある。触り心地の良さはそのまま、使い心地に直結するだけに、高く評価できる。

天板全体が緩やかに丸みを帯びており、金属素材を利用していながらも柔らかな印象を感じる。なめらか手触りがグッド!

しっとりとした手触りのラバー素材が心地よい。長時間利用するのも苦にならない。エッジ部分が面取りされているなど、細かい部分までシッカリと加工され、こだわりが伝わってくる

 また、ディスプレーにも注目したい。スマホなどでは、おなじみとなっているコーニング社の「Gorilla ガラス」を採用。極めて強度の高いガラス素材で、表面にキズがつきにくく、さまざまな環境で利用するモバイルPCにはうってつけと言える。ディスプレー面全体を覆うエッジtoエッジ仕様になっており、スッキリとした見た目に高級感が漂う。

 ざっと特徴的な部分を上げてきたが、上記以外の部分でも、面取りされたボディのエッジ部分や、緩やかな丸みを帯びたボディ形状など、随所にこだわりを感じられる外観。アンケートで、高評価を得たのもうなずける出来映えだ。本製品にも受け継がれた、その質感をじっくりとチェックしてほしい。

ディスプレイの端から端までを覆うエッジtoエッジ仕様が印象的。キッパリと発色する鮮やかさが際立つ画質だ

本体底面もパームレストと同様にラバー加工が施されている。中央にあしらわれたロゴがシブイ

スリムでもパフォーマンスに妥協なし!

 外観デザインやボディ素材にこだわり抜いている本製品だが、こだわっているのはデザイン性だけではない。XPSシリーズにラインナップされる製品だけに、パフォーマンスも妥協してはいない。CPUは、もちろんインテル 第3世代で、ストレージはインテル スマート・レスポンス・テクノロジー(以下、ISRT)対応に対応しており、OSの起動などが快速。また、バッテリー駆動時間は、カタログ値で11時間以上。メインマシンとしても利用できるパフォーマンスを備える。

 しかも、これだけのスペックを備えながら、本体の厚さは20.7ミリ。ウルトラブックであるので、当然と言えば当然のことだが、やはりスリムなボディ設計はうれしい。重量は約2.1kgとウルトラブックの中では重量級になるが、本体の質感、マシンスペックを考えれば、割り切れるところだろう。

筆者のように、資料が満載のカバンでも、スルリと入るスリムボディがうれしい。2kgオーバーの重量級なところが少々残念

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