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超便利なモバイルプロジェクター「QUMI Q2」を使い倒してみた! 第3回

iPad/iPhone、Apple TVにも対応のモバイルプロジェクター

「QUMI Q2」をオフ会盛り上げガジェットとして使ってみた

2012年06月20日 11時00分更新

文● 外村克也

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モバイルプロジェクターでオフ会の主役になれる!

 設置を終えて(と言ってもテーブルに乗せて、ノートパソコンとケーブルでつないだだけだが)電源オン! すると個室の壁にパソコンのデスクトップ画面が表示された。居酒屋の個室程度の暗さなら、結構離れた距離からでも十分鮮明な絵になることは、前回のテストでも感じていたが、その予想以上に明るい!

 参加メンバーも、小ぶりな外観からは想像しがたい良好な画質に、驚きを隠せない様子だ。

 さっそく、ニコ動のサイトを開いて動画を再生してみる。当然ながら、動画はもちろんコメントの視認性もばっちり。大げさな機材がなくても大勢で盛り上がれるのは、モバイルプロジェクターの利点だと再確認した。

 ただひとつ、残念なのは音質。本体スピーカーはあまり大きな音が出ないので、こうしたオフ会では外部出力端子を活用したほうがいい。とは言え、外部スピーカーの音量は迷惑にならない程度に絞ることを忘れずに。

電源が確保できれば、あとは「QUMI Q2」とノートパソコンをつなぐだけ!

 動画を楽しんでいると、1人が本体のマイクロSDスロットに気が付いた。「QUMI Q2」なら単体でExcel、Word、PowerPointやPDF、そしてMP3、MP4、MOVといった音楽・動画ファイルを再生できることを説明すると、自分のスマホに保存している動画を再生してみたいと言い始めた。筆者もまだ試していないので、さっそく試してみることに。

 まずはスマホのマイクロSDカードを取り出し、「QUMI Q2」に差す。すぐにマイクロSDカードのフォルダー構成が表示されるので、動画が入っている階層までリモコン操作でたどっていく。PCでフォルダーを開いていくような感じで操作できるため、普段からPCを触り慣れている筆者やメンバーにとってはマニュアル不要でなじめるインターフェースだ。

 ちなみに、本体背面にはUSB端子もついているので、USBメモリーはもちろん、AndroidスマートフォンとMTP接続して動画を再生できる。これは便利!

スマホやケータイから抜き取ったマイクロSDカードを「QUMI Q2」に挿入すれば、単体でコンテンツを再生できる

メニュー画面からExplorerライクな操作で目当てのファイルにたどり着く

 試しに720×480ドットのMP4動画を再生してみた。自動で画面解像度やアスペクト比が変わり、即表示される。単体での再生機能はなんとなくおまけ程度のものと思っていたが、最適な画面解像度に切り替わるなど気が利いている。

 早送りや巻き戻しをリモコンで操作できる点もいい。対応フォーマットはAndroidスマホで再生できるMP4の他、MOVもOK。MP3やWMA、OGG、AACといった音声ファイルも再生可能だ。

 続いて、1280×720ドットのちょっと高解像度なMP4動画を再生してみた。こちらはちょっとフレーム落ちが見られるようで、さすがに処理能力が足りていない様子。

 とは言っても、体感で15~18フレーム程度は出ているようなので、HD画質をしっかり楽しみたいときはPCや各種プレーヤーに接続、気軽に見たいときは「QUMI Q2」本体のみで、といった使い分けをするといいだろう。

 そして、気の知れた仲間が集まったときには、スマホやケータイに刺さっているマイクロSDカードを「QUMI Q2」に差すだけで、コンテンツを見せ合える。盛り上げ用のガジェットとしては言うことなしだ

外付けオプションバッテリー発売決定!

 「QUMI Q2」専用の外付けオプションバッテリー「QB-180K」が8月発売予定。幅180×奥行き109×高さ20mmと、本体に負けないコンパクトサイズが魅力だ。

 およそ1時間45分の投影が可能なので、マイクロSDカードに資料を入れて「QUMI Q2」と一緒に持ち込めば、文字通りの単体利用が実現するわけだ。身をかがんでの電源コンセント探しや電源コードの整理からも解放される。

「QUMI Q2」を真のモバイルプロジェクターに進化させる、待望のオプションだ!

外付けバッテリー「QB-180K」主な製品仕様
質量 516g
カラー ブラック、ホワイト
外形寸法 幅180×奥行き109×高さ20mm
バッテリー容量 1万8000mAH
投影時間 1時間45分
発売日 8月予定

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