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ニコニコ動画Zeroは軽かった! マギカ調べも見てきた…よ…

2012年04月26日 23時30分更新

文● ASCII.jp編集部

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ドワンゴが26日、六本木ニコファーレでニコニコ動画“Zero”発表会を開催。28~29日開催の巨大フェス「ニコニコ超会議」に先駆けて、5月以降の新サービスについて詳細を明かした。

 5月1日からいよいよ始まるニコニコ動画新バージョン“Zero”。現バージョン(原宿)との切替制になり、プレミアム会員から切替ボタンの表示をスタートする。

 これまでニコニコ動画は10回のバージョンアップをくりかえし、そのたびすぐさま新バージョンに移行していた(そしてそのたび文句も言われていた)。そんなユーザーをグイッと引っ張っていく強引さがニコニコ動画の良いところでもあったのだが、会員数は現在2752万人(うちプレミアム会員162万人)までふくらんでいる。月8億円、年100億円をいただいているお客様をおろそかにしてはイカンという意味もあるのだろう。

 文句と言えばサーバーの増強について。ニコニコ動画(ドワンゴ)は、今回の発表会が開かれた「六本木ニコファーレ」の建設や、28~29日の巨大イベント「ニコニコ超会議」の開催が発表されるたび、「そんなことよりサーバー増強しろ」「回線遅いんだよ」と文句を言われてきた。そこで今回は「サーバー増強の歴史」的なグラフを公開。去年の4月に一気にサーバーの数を増やし、回線速度は現在400Gbpsまで上がっているという。ちなみに5年前の開始時は2Gbpsで、そのときからは200倍に上がっている。

サーバー増強の歴史もグラフで公開

 サーバー増強の歴史について、夏野剛氏(ドワンゴ取締役)は「1企業で400Gbpsの回線引いてるのは当社くらいじゃないかと思う」と話し、その技術/経費/人件費での難しさを「ソーシャルビデオネットワークへの参入障壁」という言葉であらわした。

 「ただマネしようとしても儲かりません、ここまでやらないとダメ。サーバーと回線がたくさんいるというのが、(他業者の)参入障壁になっているところです」と夏野氏は語る。


5月からニコニコ動画は「niconico」になります

 Zeroの開始と同時に、ニコニコ動画TOPページのロゴは「niconico」というシンプルなものに変更されることになった。

 ニコニコ動画は今年で5年目を迎え、サービス内容は静画(漫画)/生放送/チャンネル/アプリ/市場……と多角化している。にも関わらずサービスの総称は「ニコニコ動画」で、YouTubeと同じように動画投稿サービスしかやっていないんじゃないのと思われがちだった。それならサービス全体の総称をつけましょうというのが第一の変更理由だ。

ニコニコ→niconicoビフォーアフター

 また、正式名称が日本語ということで海外へのプレゼンスも悪かった。トヨタやGoogle ChromeのCMに初音ミクが使われたこともあり、アメリカやヨーロッパ、アジアなど海外でのニコニコ動画への注目度は高まっている。それなのにいざアクセスすると全部日本語、という残念な状態をどうにかするために「niconico」になったという背景もある。

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