撮像素子も画像処理エンジンもチェンジ!
コンデジとしては優秀な高感度撮影
撮像素子は1/1.7型のCMOSセンサーを採用。従来のS90/95もセンサーサイズは同じだったが、約1000万画素のCCDセンサーだった。
画像処理エンジンも「DIGIC4」から「DIGIC5」へと進化し、最高感度はISO 6400までになった。連写機能もアップし、秒間9.6コマの高速連写も可能になっている。動画撮影もフルHDに対応している。
感度別撮影サンプル
感度別に撮影してみると、ISO 1600まではノイズもほとんどなく良好な画質をキープできている。ISO 3200とISO 6400ではノイズがわずかに発生しているが、それでもコンデジとは思えないほどの低ノイズだ。
その分、ディテールが損なわれてしまっているが、それもほんの少し。コンデジとしてはかなり優秀な高感度特性といえる。
2つのリングで高い操作性を実現
Sシリーズは、レンズ基部に備わるコントローラーリングと背面のコントローラーホイールでマニュアル的な操作を手軽に行なうことができるのが特徴だ。
コントローラーリングではISO感度やステップズーム、露出補正やピント調整などの操作ができる。また、背面ホイールとの組み合わせでホワイトバランスの微調整も可能だ。