ESPRIMO 2011秋冬モデル
デスクトップパソコン「ESPRIMO」シリーズは、23型ディスプレー一体型3機種と20型ディスプレー一体型が2機種、低価格な20型ディスプレー一体型とセパレート型の省スペースデスクトップ1機種ずつの7機種が発表された。セパレート型以外の全機種がテレビ視聴・録画機能を内蔵する。なお、従来機種ではタッチパネルディスプレーを採用する製品もあったが、今期の製品ではラインナップされていない。
FHシリーズ 23型モデル
23型ワイドの大画面ディスプレーを搭載する「FH」シリーズは、裸眼立体視に対応する3Dステレオ表示機能を採用する「FH99/EM」、3Dメガネを使用する3Dステレオ表示機能を採用する「FH98/EM」、3D機能のない「FH77/ED」の3機種が登場した。ボディーデザインが一新されており、またFH77は3色の本体カラーバリエーションを用意する。
3機種とも、3D表示機能の有無や方式の違い以外の仕様は、ほぼ同一となっている。FH99とFH98は予想実売価格も同じであるため、好みに合った3D表示を採用する製品を選べる。FH99は3Dメガネが不要な裸眼立体視式で、ディスプレー表面にモアレが見える現象を軽減した「3Dコンバージョンパネル」を採用する。一方のFH98は、従来機種同様の偏光板方式の3D表示に対応する。ディスプレーパネルには視野角の広いIPS液晶パネルを採用。上下方向の3D視野角が広がっている。どちらの機種でもBlu-ray 3Dの3D表示や、DVDの2D→3D変換表示を楽しめる。
3機種共通の仕様としては、ディスプレーサイズが23型・1920×1080ドットで、CPUにCore i7-2670QM(2.20GHz)を搭載。ストレージは2TB HDDで、BDXL対応BDドライブを内蔵するなどが挙げられる。全機種が3波対応のダブルテレビチューナーを内蔵するほか、Dixel HDエンジン2による最大15倍の圧縮録画が可能である。
搭載OSはいずれもWindows 7 Home Premium SP1 64bit版。OfficeソフトにはOffice Home and Business 2010をプレインストールする。主な仕様は以下のとおり。予想実売価格はFH99/EMとFH98/EMが26万円強、FH77/EDは25万円前後。発売日は全機種とも10月13日の予定。
製品名 | 液晶サイズ | CPU | メモリー | TV | 3D |
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FH99/EM | 23型 フルHD | Core i7-2670QM 2.20GHz | 8GB | 3波×2 | 裸眼式 |
FH98/EM | 偏光板 | ||||
FH77/ED | - |
FHシリーズ 20型ワイドモデル
「FH」シリーズの20型ディスプレー搭載モデルでは、3波対応ダブルチューナーを搭載する「FH56/ED」と、地デジ対応ダブルチューナーを搭載する「FH54/ET」の2機種が発表された。ディスプレーサイズは共通で、20型・1600×900ドットである。
3波対応ダブルチューナーを内蔵するFH56は、CPUにCore i5-2520M(2.50GHz)を採用。Dixel HDエンジン2による最大15倍の圧縮録画にも対応している。一方のFH54は、地デジのみ対応のダブルチューナーを内蔵。CPUにはCore i3-2330M(2.20GHz)を採用するなど、リーズナブルなテレビパソコンとなっている。
搭載OSはいずれもWindows 7 Home Premium SP1 64bit版。OfficeソフトにはOffice Home and Business 2010をプレインストールする。主な仕様は以下のとおり。予想実売価格はFH56/EDが19万円強、FH54/ETは16万円前後。発売日は10月13日の予定。
製品名 | 液晶サイズ | CPU | HDD | 光学 | TV |
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FH56/ED | 20型 1600×900 | Core i5-2520M 2.50GHz | 2TB | BDXL | 3波×2 |
FH54/ET | Core i3-2330M 2.20GHz | 1TB | 地デジ×2 |