地元密着型痛車イベントに集まった痛車たち
全国各地で痛車イベントが開催されているが、最近は大きな会場を丸ごと借り切って多数の参加台数を集める大規模イベントと、今回のイベントのような台数控えめの小規模イベントに、その様相が二分化されてきたように思う。特に開催規模が小さなイベントの場合、今回のように開催地と密着した「地元応援型」のイベントが多いようだ。
この様相の二分化は、ある意味で「萌え」や「痛車」というムーブメントが成熟化の兆しを見せはじめたといえるのかもしれない。ある種のイベント開催を志す場合、最初の壁となるのが地元の理解をどう取り付けていくかなのだが、やがて世間一般に広く理解が進むにつれて、開催するイベントは大規模化していくか、もしくは地域密着型のイベントに特化していくかという、二極化の方向に進むものであるからだ。
もちろん地元の理解を得るのは以前と変わらず並大抵の努力ではないけれど、そもそも地元側がこれらのムーブメントに対して好意的な印象を持っていてくれなければ、このようなイベントを開催することも到底叶わないのだ。
今回のイベントが掲げた「痛車で地元を応援したい」というテーマが、いつの日か大きな実を結ぶことを願いたい。