最新デュアルコアCPU「Pentium B940」を搭載、
拡張性十分の充実したインターフェース
ここからは、LIFEBOOK AH52/DNA試用機のスペック面を見てみよう。
搭載しているCPUはIntel Pentium B940(2.00GHz)で、今年の春に発表されたSandyBridgeアーキテクチャのモバイル向け新型デュアルコアCPUだ。ターボブースト・テクノロジーやハイパースレッディング・テクノロジーには非対応だが、グラフィックス機能としてIntel HD Graphicsを内蔵している。より高性能なCPUを求める場合は、Intel Core i3-2310M(2.10GHz)、Core i5-2520M(2.50GHz)を購入時に選択可能だ。それぞれ価格は1万円、2万円となっている。ノートPCの場合買ったあとからCPUを交換するのは不可能なため、可能なかぎり性能の高いCore i5-2520M(2.50GHz)を選んでほしいところだ。
メモリーは標準では4GB(DDR3 SDRAM PC3-10600)で、最大8GBを搭載可能。HDDは容量約500GB(毎分5400回転)で、超長時間モードで録画を行なえば最大約534時間分のTV番組を記録できる(表)。また、高画質モードで多くのTV番組を録画したいという方向けには、キャンペーン価格3000円の容量約640GBタイプ、同じくキャンペーン価格5500円の約750GBタイプが用意されている(いずれも2011年7月28日現在)。この価格であれば、あまりTV番組は録画しない方にも約750GBタイプをオススメしたい。
録画時間の目安(内蔵500GB HDD) | ||
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録画モード | 最大録画時間 | 1時間あたりの 録画データ容量 |
高画質 | 約142時間 | 約4GB |
長時間 | 約284時間 | 約2GB |
超長時間 | 約534時間 | 約1GB |
光学式ドライブは2層書き込み対応のDVDスーパーマルチドライブで、購入時にCD/DVD/BD-Rなどの読み書きが可能なBlu-ray Discドライブも選択できる。無線機能はIEEE 802.11b/g/nに対応しており、インターフェース類は外付け機器用にUSB 3.0端子×2、USB 2.0端子×3、映像出力用にHDMI端子とアナログRGB端子を採用している。USB接続の外付けHDDにもTV番組を録画できるようになっており、これだけの端子があれば数が足りずに困るということはないだろう。
ダイレクト・メモリ―スロットはSDメモリーカードをサポートしており、デジタルカメラで撮影した写真データの読み込みなども問題ない。
この1台で何でもできる!
豊富なプレインストールソフト
LIFEBOOK AH52/DNAにプレインストールされているソフトは実に豊富だ。スライドショーやDVDを作成する「Corel Digital Studio」やはがき作成ソフト「筆ぐるめ18」など、仕事から趣味まで使えるさまざまなソフトが用意されている。さらに、「Microsoft Office Personal 2010」か「Microsoft Office Home and Business 2010」を選択することも可能だ。
富士通のパソコンでは、おなじみのサポート用ソフトも充実している。目的に応じてソフトや機能を呼び出せる「@メニュー」をはじめ、リカバリーメディア作成ソフト「マイリカバリ」、手順やユーザーの「困った」を教えてくれる「サポートナビ」、インターネットやTVの接続方法が分かる「パソコン準備ばっちりガイド」などが用意され、どれもデスクトップから即座に起動できる。
とにかく「これでもか!」というほどいろいろなソフトが用意されている。ソフトを購入したりネットからダウンロードしたりせずに何でもできるので、初心者にはうれしい配慮だ。
また、無線ルーター経由でAndroidスマートフォンとデータをやりとりできる「F-LINK」も用意されている。スマートフォンから写真や動画をワイヤレスでパソコンへコピーできるなど便利な機能が多いので、ぜひ利用してみるといいだろう。