ビジネス用途に最適化されたスペックと
豊富なカスタムメニュー
LIFEBOOK NH90/DNは、富士通の直販サイト「富士通 WEB MART」でのみ購入できるウェブ限定モデルだ。富士通 WEB MARTでは、予算や目的に合わせてCPUやメモリーなどのパーツを選択できる。
CPUは、2コア採用の第2世代Core i7-2620M(2.7GHz)/i5-2520M(2.5GHz)から選択可能で、2/4/8GBのメモリーが用意されている。選択できるOSはすべて64bit版Windows 7となっているため、LIFEBOOK NH90/DNの性能を生かす意味でも、ここはぜひ8GB搭載したいところだ。
HDDは250/500/750GBの中から選択できる。キャンペーンやクーポンを利用すれば、一番容量の大きい750GBを選んでも安く購入できるので、多めの容量を選んだほうが得策だ(2011年6月末現在、750GB HDDのキャンペーン価格は約7500円)。
光学ドライブには、DVDスーパーマルチドライブかBlu-ray Discドライブを選択可能。無線LAN機能は、IEEE802.11b/g/nに対応しており、Bluetooth 3.0+HSもサポートしている。
グラフィック機能では、OpenGLに最適化されたモバイルワークステーション向けGPU、NVIDIA Quadro 3000Mを採用。OpenGLを利用するものが多いCAD、3D CGソフトにとっては、うってつけの構成だ。
次にインターフェース類を見てみよう。外付け機器用には、USB 3.0端子×1、USB 2.0端子×3、eSATA端子×1、ExpressCardスロット(/34および/54対応)×1を用意。さらにLIFEBOOK NH90/DNには、TV向けのHDMI端子ではなく、プロ向けのノート製品で採用例の多いDisplayPort端子が採用されている。DisplayPort対応の外部ディスプレーに接続することで、最大解像度2560×1600ドットの表示を行なえるため、精密かつ大きなサイズの3D CGやCADデータでも細部まで確認しやすくなる。このインターフェース構成を見ても、クリエイティブ向けのマシンであることが分かる。
プレインストールソフトはあまり用意されておらず、主なものではDVD/BD再生ソフト「 WinDVD」、DVD/BD作成ソフト「Roxio Creator LJ」など。ビジネス用であれば、ユーザーが自分でソフトをインストールしたほうが都合がいいので、問題ないだろう。あとは追加するのであれば、カスタムメニューに含まれる「Office Personal 2010」や「Office Home and Business 2010」程度のはずだ。
ちなみに、富士通 WEB MARTでプレインストールとして選択した場合、Office Personal 2010の価格が2万円で、Office Home and Business 2010が2万5000円となっている(2011年6月末現在)。それぞれ実勢価格で2万4000円、2万8000円で売られている製品なのでなかなかお買い得だ。
訂正とお詫び:掲載開始時、プレインストールソフトの構成に関する記述に誤りがあったため、本文を修正しました。訂正してお詫びいたします。(2011年8月18日)