6月22日、富士通は独SAPのインメモリソフトウェア「SAP HANA」を実装したアプライアンス「SAP HANA Powered by FUJITSU」をグローバルで販売開始する。
SAP HANA(High-Performance Analytic Appliance)は、演算エンジンとデータベースをメインメモリに統合したインメモリソフトウェアで、大量データを扱うビジネスインテリジェンス(BI)において高速なデータ分析を可能にする。富士通はSAP HANAをサポートするプログラムを展開しており、パートナーに認定されている。
SAP HANA Powered by FUJITSUはSAP HANAをプレインストールして提供されるので、ネットワークに接続するだけで、手軽にSAP HANAによる高速化の恩恵を受けられるという。データベース高速化のためのカスタマイズも不要になるため、設計開発コストも削減できる。
販売価格は1500万円からで、処理するデータ量によって異なる。また、別途SAP HANAのライセンスが必要になる。独Fujitsu Technology Solutions内にHANA用デモセンターを開設し、導入や検証などを支援するサービスもあわせて拡充する。