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「FUJITSU Integrated System HA Database Ready SX2」発表

富士通、容量拡張が可能な垂直統合型DBシステムの新モデル

2014年03月03日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 2月28日、富士通は大容量データベースに対応した垂直統合型データベースシステムの大規模モデル「FUJITSU Integrated System HA Database Ready SX2」の販売を開始した。

垂直統合型データベースシステムの大規模モデル「FUJITSU Integrated System HA Database Ready SX2」

 垂直統合プラットフォーム「Dynamic Integrated Systems」の製品群の1つであるFUJITSU Integrated System HA Database Ready SX2は、ハードウェアとソフトウェアを統合したデータベースシステム。業務継続性を保持しながら、ユーザーの業務データをより高速かつ確実に処理する。富士通、独自のスマートソフトウェアテクノロジーにより、設置したその日からデータベースの利用が可能になる。また、バックアップや煩雑なリカバリ作業もワンタッチで確実に行なえるため、運用性が向上するとのこと。

 今回のFUJITSU Integrated System HA Database Ready SX2では標準の2CPUモデルに、新たに4CPUモデルを追加。高速・大容量のPCIe型フラッシュストレージの活用により、従来比1.5倍となる18万TPM(Transactions Per Minute)のトランザクション性能を実現。データベース容量も従来比6倍になる最大7.2TBに拡大した。導入後のデータベース容量の拡張に対応したことにより、将来の業務拡大を想定したスモールスタートが可能となるという。

 PostgreSQLのインターフェイスを採用するとともに、今回はOracle Database構文との互換性を強化。また、標準の暗号化方式であるAES(Advanced Encryption Standard)における最高強度の暗号化キーを採用した暗号化機能を追加。「インテル AES New Instructions」と連携することで、パフォーマンスを低下させることなくデータの暗号化および復号を実現している。

 価格は税別で6700万円~。

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