日立マクセルは記録媒体にカセット型ポータブルHDD「iV」を採用したデジタルレコーダー「VDR-R2000」を発表した。予想実売価格は4万円前後で、6月25日より発売開始する。
従来機の「VDR-R1000」は、シングルチューナー搭載のHDDレスモデルだったが、新機種は3波(地上/BS/CS)デジタルチューナーを2つ内蔵し、250GB HDDを搭載する。
基本機能は日立製作所の液晶テレビ「Wooo XP07」と同じで、2番組の同時録画に対応し、フルハイビジョンで最長8倍、標準画質(SD)で最長24倍の長時間録画が可能だ。
ただし、Woooは地デジ3チューナー搭載で、2番組同時録画中でも任意のもう1チャンネルの視聴が可能なのに対し、VDR-R2000は地デジ2チューナーなので2番組同時録画中は別のチャンネルを視聴することができない。
また、Woooは2番組同時の長時間録画が可能だが、VDR-R2000は2番組同時録画時は片方のみの長時間録画対応となる。
画面のインターフェースなどはWooo XP07とほぼ一緒で、リモコンの「さがす」ボタンを押すだけで、録画履歴を元におすすめの番組を表示する「おすすめ番組」、1ヵ月先までの放送局イチオシの番組を表示する「Gガイド注目番組」、出演者や番組ジャンルなどの条件を付けて自動録画させる「キーワード自動録画」といった機能を利用できる。
3D番組の録画/再生に対応するほか、DLNA(DTCP-IP)サーバー/クライアント機能も搭載し、ホームネットワーク内の他の機器で録画した映像を見たり、NASなどへ録画した番組をダビング/ムーブできる。なお、スカパー!HDの録画には非対応となる。
そのほか、本体にSDメモリーカードスロットを装備し、静止画や動画の再生ができる。また「Yahoo! JAPAN」や「TSUTAYA TV」、「アクトビラ」といったネットコンテンツの視聴も可能。アクトビラではビデオのダウンロードサービスに対応する。