第2世代Core i7-2630QMと
NVIDIA GeForce GT540M搭載でゲームがサクサク動く!
最後にNew XPS 15のベンチマーク結果をご覧いただこう。今回テストを行なった試用機の主なスペックは、OSがWindows 7 Home Premium(64bit)、CPUがインテル Core i7-2630QM(2.00GHz)、メモリーが4GB、HDD容量が750GBとなっている。
まずは、Windows 7の快適さの指標となる「Windows エクスペリエンスインデックス」について。全体的に数値は高いが、グラフィックスが「4.5」となっているが、これはCPU内蔵のIntel HD Graphics 3000が利用されているためだ。ゲーム用グラフィックスは、NVIDIA GeForce GT 540Mの性能により「6.6」と高い数値になっている。
続いては、パソコンの基本性能を計測する「PCMark Vantage」と、3Dゲーム関連の性能をみる「3DMark Vantage」のスコア。「PCMark Vantage」は32bit版と64bit版を試している。メモリーの多い64bit版のほうがスコアは高い。「3DMark Vantage」はパフォーマンスモードでの総合スコアが「4578」で、GPUスコアが「3686」およびCPUが「16720」と比較的高い数値を叩き出した。
実際のゲームではどれだけ動くのか、「モンスターハンターフロンティアオンラインベンチマークソフト第2弾【絆】」を使って調べてみた。モンハンベンチでは1360×768ドットで「3932」とプレーにはまったく問題のないレベルで、快適に動作した。
さすがGPUにNVIDIA GeForce GT 540Mを採用しているだけあって、ゲームも快適に動作する。DVDやネットの動画も視聴してみたが、なんの問題もなく再生できた。ちょっと前なら20万円以上したゲーミングノートと同じレベルの性能が9万円を切る価格で手に入るのは驚きである。
ゲームや動画をより楽しみたいなら「New XPS 15」
ゲームをより快適に楽しみたいならNVIDIA GeForce GT 540MやJBLスピーカーを搭載した「New XPS 15」を選ぶべきだ。またGPUに対応する動画/画像編集ソフトなども快適に動くため、クリエイティブ系の作業も行ないやすい。オンラインショップには豊富なBTOメニューが用意されているので、予算と相談しながら自分に合ったマシンをカスタマイズしてほしい。
デル「Dell XPS 15」(New XPS 15)試用機の主な仕様 | |
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CPU | インテル Core i7-2630QM(2.0GHz) |
チップセット | モバイル インテル HM67 Express |
メインメモリー(最大) | 4GB(8GB) |
HDD容量 | 750GB(回転速度7200rpm) |
光学式ドライブ | Blu-ray Discドライブ(Blu-ray Disc書き込み対応) |
グラフィックス機能 | NVIDIA GeForce GT 540M(2GB)、Intel HD Graphics 3000(CPU内蔵) |
ディスプレー(解像度) | 15.6型 TFT TrueLife 光沢液晶ディスプレー(WLED/1366×768ドット) |
通信機能 | 1000BASE-T、無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)、Bluetooth 3.0+HS、WiDi |
インターフェース | USB 3.0×2、eSATA/USB 2.0コンボ(Powershare仕様)、HDMI 1.4ほか |
カードスロット | 9-in-1メディアカードリーダー(SD/SDXC/SDHC/IO、xD-Pictureカード、マルチメディアカード、メモリースティック/XC対応) |
OS | Windows 7 Home Premium(64bit) |
本体サイズ/重量 | 幅381×奥行き265.4×高さ32.2(最薄部)〜38.2(最厚部)mm/2.78kg(6セルバッテリ装着時) |
直販価格 | 8万9980円(2011年5月25日現在) |