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マカフィーがMcAfee Labs ブログにて注意喚起

連休中は「コピーサイト」での詐取やマルウェアに要注意

2011年04月26日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 4月25日、マカフィーは「McAfee Labs ブログ」にて、ゴールデンウィークには本物そっくりの「コピーサイト」に注意するよう喚起している。

McAfee Labs ブログがゴールデンウィーク中の危機を警告

 コピーサイトとは、合法的なWebサイトの外観や雰囲気をまねたサイトとのこと。名前からロゴまで、有名なオンライン小売業者のWebコードをそのままコピーした作りになっているという。そして、このようなコピーサイトは、製品やサービスの質、法的規制などはお構いなしに、現れては消えていく。大抵の場合、これらのサイトは不正に運営されており、ユーザーが財布の紐を緩める休暇シーズンにもっとも多く出現するのだという。

 コピーサイトの中には、合法的な小売業者のドメイン名に似たドメイン名を購入し、検索語の入力ミスを利用する「タイポスクワッティング」を仕掛けているケースがある。さらにサイバー犯罪者は、Yahoo!やGoogleのような主要な検索エンジンの広告を駆使してコピーサイトに誘導。そのサイトのリンクやバナーなどを経由させ、最終的にはユーザーのPCにマルウェアを感染させてしまう。

 合法的なベンダーと同じSEO(検索エンジン最適化)手法を悪用することで、コピーサイトを検索結果の1~2ページ目に表示さることも行なうという。また、検索エンジンにとって好ましくない「リンクファーム」、「キーワードスタッフィング」、「記事の書き換え」のような手法も活用し、システムを操作する。これらの手法は通常1~2カ月間で発見され、すぐに禁止されるが、ユーザーをだまして金銭を稼ぐには十分な時間なのだという。

 こうした被害を避けるため、同ブログでは以下の注意すべき点を記載している。

  1. 以前から知っている、過去取引したことがある、または信頼できるWebサイトからのみ、取引を行なう
  2. ショッピングサイトにアクセスする際は、可能な限りアドレスを直接入力することを推奨する。検索エンジンを使用する場合は、不正なサイトに誘導される可能性があることに気をつける
  3. クレジットカード情報を送信する前に、必ず検索エンジンを使用して、ショッピングサイトの評価を確認する。自社サイト以外で、ショッピングサイトの評価を見つけることができない場合は、疑った方がよい
  4. 未承諾広告メールのリンクは絶対にクリックせずに、そのまま削除する。また、スパムメールやテキスト、インスタントメッセージなどから届く、怪しげなサービスに反応しない

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