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2010年CPUクーラー最強王者決定戦 第4回

あのクーラーは2冠なるか!?

CPUクーラー2010年発売モデル最強王座はどれだ?【第4回】

2011年02月18日 12時00分更新

文● 宇野 貴教

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CORSAIRブランドの大型CPUクーラー
CORSAIR「A70」

●対応ソケット:775/1366/1156/1155、AM2/AM2+/AM3
●寸法/重量:159.5(W)×123(D)×130(H)mm/924g
●ファン回転数:最大2000rpm
●風量:最大61.2CFM
●ノイズ:最大31.5dB
●実売価格:4000円前後
●製品情報URL:http://www.links.co.jp/items/corsair-others/cafa70.html
●ASCII.jp記事URL:http://ascii.jp/elem/000/000/536/536143/

 メモリや電源、SSDで自作ユーザーになじみの深いCORSAIR製のCPUクーラー。8mm径の銅製ヒートパイプを搭載し、CPUとの接触はダイレクトタッチとなる。付属の120mmm角ファン2基によるデュアルファンが可能で、ファンは専用アタッチメント用いてクーラー本体にかぶせるように装着する。
 外観はシンプルだが、2000rpmデュアルファンの効果もあり冷却性能はかなり高い。実売価格が4000円前後のショップが多く、高冷却製品をなるべく安くという人にはうってつけの製品である。

アイドル時
  CPU温度 チップセット温度 メモリ温度 VRM温度 ファンノイズ ファン回転数
  29℃ 37.1℃ 29.8℃ 38.9℃ 40dB 900rpm
純正より -7℃ -5.1℃ -0.1℃ -0.7℃ -3dB -900rpm
高負荷時
  CPU温度 チップセット温度 メモリ温度 VRM温度 ファンノイズ ファン回転数
  40℃ 34.4℃ 26.5℃ 35.1℃ 49dB 2000rpm
純正より -24℃ -15℃ -10.1℃ -13.2℃ +1dB -1500rpm

 これで全4回に渡ってお届けしていたCPUクーラーの検証がすべて終了した。CPUの冷却性能にこだわればトップフロー型、周辺冷却も考慮すればサイドフロー型、静音を重視するのなら回転数の低い大型ファンといった具合に個々の需要は違うだろう。
 そこで、編集部で王者を決める前に、次ページからは今回の検証で使用した製品の数値をグラフ化したものを紹介しよう。
 テスト環境をおさらいしておくと、CPUは「PhenomII X6 1090T BlackEdition(6コア、3.2GHz)」、マザーボードにASUSTeK製「Crosshair IV Extreme」を用い、CPUクロックは3.2GHzから3.4GHzへオーバークロック、CPU電圧は定格の1.32V。計測は 20℃前後の室内で行ない、CPU温度はマザーボードのユーティリティー「ASUS AI SUITE」で計測。チップセットとメモリとVRMの温度は、それぞれにデジタル温度計のセンサーを取り付けて計測している。

(次ページへ続く)

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