12月6日、日立ソリューションズは、クラウド型のビデオ会議サービスを開始した。ビデオ会議多地点システムを日立の運用するクラウド上に用意し、導入する企業の利用者数に応じた定額サービスとして提供する。
これにより、利用者側ではインターネットを介して、社内や社外、顧客先、出張先といったロケーション、およびPCやTV会議システムの機種を意識することなく、高度なセキュリティ環境でのビデオ会議ができる。また、自社でビデオ会議システムや多地点接続装置を購入する必要がなく、装置の運用・保守も不要となる。製品としてはRADVISION Japanの「SCOPIO」を採用。ファイアウォール越えやAESによる高度な暗号化にも対応するという。
動作環境は対応OSがWindows 7/XP、ブラウザーはIE6.0 SP2(XPのみ)、IE7.0、IE8.0。ビデオ会議端末はポリコムの「HDX Series v2.5 以降」やライフサイズ「V4.1以降」、ソニーの「PCS-G70、PCS-XG80」などに対応。価格(税込)は同時利用端末1台あたり月額費用が4万2000円、初期費用は10万5000円。
なお、日立ソフトウェアエンジニアリングと日立システムアンドサービスが2010年10月に合併し、現在の日立ソリューションズになっている。