2.データは直でコピーしました
再インストールが終わったら、旧マシンからデータをコピーする。いつもは新旧MacをFireWire(IEEE1394)ケーブルでつないで、旧Macをターゲットディスクモードとして再起動し、直接データをコピーしている。しかし、MacBook AirにはFireWire(IEEE1394)端子がないため、USB接続の外付けHDD経由で送った。
データの移行には、Macのセットアップ時に現われる「移行アシスタント」も使えるが、今回はあえて手動を選んでいる。旧マシンのMacBook Proは、容量256GBの内蔵SSDがほとんど埋まっている状態で利用しているのだが、移行先のMacBook Airのフラッシュストレージの容量は128GBしかない。逆立ちしても全部は引き継げない。移行アシスタントは、コピーするアプリを選べないなど設定が割と大まかなため、手動で移してしまった方が手っ取り早いのだ。
そんなわけで、あれこれ選びつつ作業を始めたもののフラッシュストレージの128GBという容量はやはり少なく、予想以上に難航した。「圧倒的にストレージ容量が足らないっ!」と悩んだあげく、デスクトップにあった作業中のファイルと、仕事の連絡に欠かせないMailのデータベース、付箋メモを書きためたスティッキーズのデータ、Skypeのログ、仮想化ソフト(Parallels Desktop)のイメージファイルあたりをコピーしたところで終了。
80GB近くあるiTunesのデータをコピーできなかったのは痛いが、出先での音楽はiPhoneで聴くものと割り切って、残りは外付けHDDで管理することにした。
「ホーム」内に置かれているデータ
フォルダー名 | 主なファイル |
---|---|
デスクトップ | デスクトップに置いているファイル |
ピクチャ | iPhotoのライブラリーやPhoto Boothの写真、ScanSnapで取り込んだ画像など |
ミュージック | 音楽/動画/ポッドキャスト/アプリなどを含むiTunesライブラリー、GarageBand関連のファイルなど |
ムービー | iMovie関連のファイル、QuickTimeで録音した音声ファイルなど |
書類 | Entourage/Outlookのメッセージを含むMicrosoft Officeの書類など |
ホーム→「ライブラリ」にあるデータ
ちなみに手動でMailのデータベースをコピーしたあとにPOPサーバーからメールを受信すると、サーバー側に保存されているメッセージが再ダウンロードされてメールボックスに同じメールが2通登録されてしまう。コピー直前に旧マシンですべてを受信済みにしておけば、未開封のマーク付きでソートして重複したメッセージを消しやすい。
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