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T教授の「戦略的衝動買い」第120回

「必然のデザイン」に納得!! ABLOYの南京錠を衝動買い!

2010年10月13日 12時00分更新

文● T教授

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欧州の日常製品には、「必然のデザイン美」を備えたモノが数多くある。写真左奥から、KUMの鉛筆削り、Montblanc(モンブラン)のスケッチペン、Bang & Olufsen「BeoSound 2」、LAMYのダイアローグ・ボールペン、ブラウン電卓「ET-55」、ABLOY「PL330/25」だ

 国内のライフスタイル商品やインテリア小物などには、「必然性」とは何の関係もない、「売りたいがためのデザインを狙った、一見格好いいが見当違いのデザイン」を施した商品が多い。昨今それらは、電卓からオーディオ機器、携帯電話、空気清浄機、冷蔵庫にいたるまで幅広く提供されている。

ABLOY製PadLock(南京錠)、「PL330/25」

 それらと対極にあるのが、日本でもよく見かけるヨーロッパ・ブランドの商品だ。BRAUNBang & OlfsenLAMYMontblanc(モンブラン)、KUMなどなど、数え上げればキリがないくらい素晴らしい「必然のデザイン」を提供してくれる世界的ブランドが存在する。そんな筆者の大好きな”質実剛健・必然デザイン”の商品に、今回また新しくフィンランドABLOY(アブロイ/日本の総輸入代理店は共栄工業)の”PadLock”(南京錠)、「PL330/25」が加わった。

ABLOYの”PadLock”(南京錠)、「PL330/25」(右)。左側は、内部メカニズムをわかりやすく見せるためのカットモデル。残念ながら、カットモデルはデモ用非売品だ(協力:信頼文具舗)

 ABLOYのPadLockは、ユニークでクラシカルなデザインが特徴のモデル「3020」からフラグシップモデル「PL362」まで、そのほとんどがEUの保安要件基準「欧州EN基準セキュリティグレード」の2~6(最高位)に対応しているスーパー錠前だ。

アブロイはセキュリティ商品総合メーカーで、PadLock(南京錠)もそのひとつ。今回の主役である「PL330/25」(左上)、「PL330/25」カットモデル(中央下)、欧州のクラシカルなイメージの「3020」(右下)などがある

 ハイレベルのプロテクション機能、かつ信頼性の高い全天候型を誇り、自動販売機や重要な工具箱、保管庫、美術館をはじめ、ライフライン(発電所や石油精製所、原子力発電所、空港、送電施設など)のゲートロック、そしてNATO軍事施設にも採用されている。

 重要な施設や社会資産を守るため、PadLock上級モデル本体には、ドリルやのこぎりなどによる破壊攻撃にも極めて強い硬化鋼を採用。逆U字型の「シャックル」素材には硬化ボロン鋼を使用し、外部からの引っ張りやねじり攻撃に耐えうる極めて優秀な強度を保持している。

 また施錠/解錠のための鍵は、どの向きでも鍵穴に挿入可能だ。シャックルと本体の施錠は、ごく普通にキーを捻ることで、内部に設置された2個の硬化ステンレス製ボールベアリングを左右に押し出すシンプルな機構を採用。シャックルの内側に刻まれた半休型のくぼみにベアリングが入り、簡単・確実に施錠される。使用者にやさしく、敵対者に厳しい理想のツールというわけだ。

複雑な凹凸をした棒状キー。向きを気にせずに底面の鍵穴から挿入するだけで、施錠・解錠できる。回転の動きは極めてスムーズ
解錠されている「PL330/25」のシャックルを押し込み、施錠のプロセスに入る押し込まれたシャックル。中央のシリンダーの左右に硬化ステンレス製のボールベアリングが見える
底面から挿入したキーを捻ると中央のシリンダーが回転。ボールベアリングを左右に押し出そうと動き出すキーを180度回転させると、シリンダーが左右のボールベアリングを完全に左右に押し出す。すると、シャックルの両腕内側に刻まれた半休型の溝にボールベアリングが入り込み、施錠プロセスが完了する
別の角度から。ボールベアリングがシリンダーの回転によって押し出され、確実に左右のシャックルの溝に入り込んでいるのがよくわかる

 ちなみにこの施錠/解錠の機構は非常にユニークで、数百万通りのキーコンビネーションが可能な回転式ディスクシリンダーを採用。1つのマスターキーで、ビルの入口の扉から金庫まで複数のPadLockを開閉でき、同時に保安機能も実現している。鍵の複製は、同梱されるキーカードやタグにより販売店を通じて行ない、ABLOYにおいてのみ可能だ。

ヘビー級の重量300gの「PL330/25」。本体、キー(3本)、キーカード(複製キー発注用持ち主証明書)の3つがセットで販売されている

「戦略的衝動買い」とは?

 そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。

 それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである(連載目次はこちら)。

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