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古田雄介の“顔の見えるインターネット” ― 第77回

ネット版「マネーの虎」目指す、パトロンブラザーズバンク

2010年08月18日 12時00分更新

文● 古田雄介

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「ネ申たちの施し」がされているという、このサイトの実際はどんなものなのだろうか?

 古今東西、お金はあらゆる人の心を強力に引きつける魔力を持ち続けている。

 ネットで「アフィリエイト 高収入」「副業 月収100万円」などの単語を検索すると、絞り込めないほどのサイトがヒットするのはその証拠といえるだろう。それらの甘言に警戒心や嫌悪感を抱く人は多い。そして、それでも「お金」に結びつくサイトやサービスの勢いは止まらない。

 その1つに、個人間融資(ソーシャル・レンディング)というものがある。金融業者を介さずに個人と個人がお金の貸し借りをするシステムで、日本では2008年10月にスタートした会員制サイト「maneo.jp」(マネオ・ジェイピー)が有名だ。それ以外にも、個人運営のサイトが数多く存在する。

 「パトロンブラザーズバンク」もその1つだ。パソコンやケータイから、お金を借りたい人と貸したい人が掲示板に書き込み、各自が連絡を取り合う仕組みを採用している。会員登録や仲介手数料などは不要で、貸し借りの場を提供するにとどめるスタンスだ。

 サイトトップには、「ネ申たちの施し」の大きな文字。初見で怪しさを感じないといえば嘘になるが、管理人のヤマダ氏は自らの素性や狙い、サイトルールなどをすべて明け透けに語ってくれた。顔の見えるインターネット 第77回は、ヤマダ氏の言葉から読み取れる情報を元に、「個人間融資」の場にある1つのリアルを伝えたい。

パトロンブラザーズバンク

 2008年11月に開設した個人間融資用掲示板サイトで、個人運営としては老舗の部類に入る。現在のアクセス数は月間2~3万PV。パソコン用とケータイ用のページを用意しており、アクセス比率はPC:ケータイ=1:2という。

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