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ネット犯罪から鉄壁防御!

「ノートン インターネット セキュリティ 2010 パソコン同時購入3年版」の凄さ

2010年06月07日 12時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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脅威に対抗する新技術を続々と投入するシマンテック
世界No.1シェア(※)の安心感!

 こうした状況の中、老舗セキュリティ対策ソフトウェアのベンダーとして、積極的な対策を打ち出し続けているのがシマンテックだ。同社がコンシューマー向けセキュリティソフトウェアとして販売しているノートンシリーズは、IDCの調査によると(※)シェア47.5%と世界一を誇る。

 特に今回紹介する「ノートン インターネット セキュリティ 2010 パソコン同時購入3年版」(家電量販店のみで販売。PCと同時購入する必要あり)は、3年間更新手続き不要で最新バージョンを利用することが可能な製品であり(アップデートは手動で行なう必要がある)、豊富な機能と多様な設定項目により、初めてパソコンを購入する初心者から、パソコン歴の長いベテランユーザーまで、幅広く対応してくれる。



●製品名:ノートン インターネット セキュリティ 2010 パソコン同時購入3年版
●価格:オープン(想定実売価格:9800円)
●URL:http://www.norton.com/jp/im2/


 ノートン製品のセキュリティ基盤となっているのが「シマンテック グローバル インテリジェンス ネットワーク」である。この組織は24時間365日体制で稼働しており、拠点は日本を含む世界11拠点に分散して配置されている。脅威を検出するためのセンサーも200カ国4万ヵ所以上に設置されており、新たな脅威をいち早く発見することを可能にしている。

世界11ヵ所に拠点を持つ「シマンテック グローバル インテリジェンス ネットワーク」

 特筆すべきは、そのセキュリティの鉄壁さだ。複雑化する脅威に対し、ノートンは技術を常に進化させ、以下の3要素などによりあらゆるネットの脅威からユーザーを守っている。

1. 世界最頻レベルの5~15分間隔で更新される定義ファイル
2. 定義ファイルが提供される前に振るまい検知により新種の脅威を検出する「SONAR2
3. 全世界5800万人からファイルの情報を収集して自動分類し、数値化したファイルの安全性や危険性についての情報をほぼリアルタイムで全ユーザーに配信するシマンテック独自のレピュテーション機能

シマンテックが誇るレピュテーション技術はサンプルを収集するための参加者の多さが特長だ。多くのサンプルから技術陣が精査を加えた情報を各ユーザーに瞬時に伝えることにより、他のソフトにはない迅速な対応・防御を可能としている

※ 出典:IDC, Worldwide Endpoint Security 2009-2013 Forecast and 2008 Vendor Shares:Charles J. Kolodgy 2009年9月、220273

レピュテーション技術を利用して
安全性と利便性を両立

 その「ノートン インターネット セキュリティ 2010」に搭載されている新機能として「ノートン インサイト」、そして「インサイト ネットワーク スキャン」がある。

「ノートン インサイト」の画面。ファイルの安全/危険の評価が一目で確認できる

 ノートン インサイトは、PC内に保存されているファイルの安全性あるいは危険性の評価を行ない、セキュリティ状態を一覧表示するという機能だ。レピュテーションの元となる「ノートン コミュニティ ウォッチ」に参加を承諾しているユーザーによるファイルの使用状況、ファイルのリソースの使用率、そして安全で信頼できるファイルかどうかなど、各ファイルのセキュリティ状態を素早く確認できる。

 さらにこの機能を利用することにより、スキャン速度を大幅に高速化している点も見逃せない。具体的には、この機能で安全性/危険性が確定しているファイルは、ウイルススキャンの対象から外すことにより、検証するファイル数を大幅に減らし、スキャン時間を短縮している。

ノートンインサイトネットワークの画面

 インサイト ネットワーク スキャンも、「ノートン インターネット セキュリティ 2010」で新たに追加された機能だ。これはレピュテーション結果が保存されているサーバーに接続し、最新の定義ファイルとダウンロード済みの定義ファイルを組み合わせて、ターゲットとなるファイルをスキャンするという機能である。もし安全性に不安が残るファイルを見つけた場合は、この機能を利用することで最新の情報を使って確認できる。

 また昨今の脅威の多くがWebサイトを利用している背景を踏まえ、安全なWebアクセスを実現する機能が多数搭載されている。

 たとえば「ノートン セーフ ウェブ」だ。これは安全ではないWebサイト、あるいは犯罪行為などの疑いのあるショッピングサイトなどを特定し、安全性をアイコンで示してくれるというもの。アクセスする前に安全性が判断できるため、危険なWebサイトにアクセスしてウイルスに感染してしまう、といったリスクを大幅に軽減できる。

「ノートン セーフ ウェブ」では、各サイトの安全性を確認できるため、ネットワーク犯罪に巻き込まれる可能性が低くなる

 「ノートン ID セーフ」もぜひ活用したい機能だ。この機能ではユーザー認証を必要とするWebサイトにアクセスする際に用いるIDとパスワードを安全に管理する。たとえばSNSのIDやパスワードが盗まれると、第三者が自分になりすまして犯罪行為を行なうことも十分に考えられる。しかしノートン ID セーフに保存しておけば、256ビットの鍵長で暗号化してパスワードが保存されるため、安全性を大幅に高められるわけだ。

 「ノートン インターネット セキュリティ 2010」では、このノートン ID セーフをさらに便利に使うため、「ID セーフ オンザゴー」という機能が追加されている。これはIDやパスワードを安全にUSBメモリに保存し、「ノートン インターネット セキュリティ 2010」が入っている別のPCで利用できるというもの。複数のPCを使い分けている場合には便利な機能だろう。

 Web上における脅威に対抗する心強い新機能として、ぜひ特筆したいのが「ダウンロード インサイト」である。これは前述のレピュテーションによる分析結果を元に、Webブラウザーを使ってダウンロードするファイルの安全性を評価し、その結果を表示してくれるというもの。

 インターネット上ではさまざまなファイルをダウンロード可能だが、当然この中にはウイルスが含まれているなど危険なものも多い。また、安全なファイルであるかのように装ってユーザーにウイルスなどをダウンロードするように仕向けるWebサイトも少なくない。

 そこでダウンロード インサイトでは、ダウンロードするファイルが安全かどうかをレピュテーションサーバーに問い合わせ、その結果を表示するという仕組みを提供している。これによって危険なファイルをダウンロードし、実行してしまうリスクを防ぐことができる。

 さらに、従来から搭載されているパーソナルファイアウォールや侵入検知なども引き続き搭載されている。こうした複数の仕組みが搭載されているのは、総合的なセキュリティ対策を実現できる、「ノートン インターネット セキュリティ 2010」の大きな強みだと言える。

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