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BIGLOBE、「有害サイトブロック」機能を大幅強化

2010年04月05日 06時00分更新

文● 花茂未来/インサイトイメージ

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「子供に不適切なサイトをフィルタリング!」は、すでに昔の話。今やWebサイトを閲覧するだけでウィルス感染などの被害に遭う。NECビッグローブは、そうした時代背景に対応した“大人も守る”有害サイトブロックサービスを開始した。

 NECビッグローブ(株)は2日、ALSI(株)のフィルタリングソフト「InterSafe WebFilter」を採用し、NECビッグローブが提供するセキュリティサービスの有害サイトブロック機能を強化することを発表した。昨今のウェブサイトを利用した犯罪から利用者を守ることが目的だ。

ビッグローブセキュリティのウェブページ

 従来までの有害サイトブロック機能は、未成年者にとって有害となるサイトを除外するというものだった。しかし、昨今は「Gumblar」などWebサイトを改ざんし、悪用する犯罪が増え、大人にとっても害をなすものが急増した。

 そこでウィルス感染サイトやフィッシングサイトもフィルタリングの対象とすることで、セキュリティサービスに加入しているユーザーをウィルス感染や個人情報漏えいから守るというもの。

 具体的な強化ポイントはふたつ。ひとつはネットスター(株)により提供される、1億7754万2280ページもの危険サイトのデータベースを活用して、ブラックリスト方式にて除外する。

 もうひとつは、危険サイトの検索精度のアップだ。約40名の選任リサーチャーがウェブサイトを確認し、データベースを毎日更新。

 「InterSafe WebFilter」は国内の携帯キャリア5社で採用され、各キャリアからの有害サイト情報を素早く収集できる点も利点だ。

 対象になるセキュリティサービスは、ビッグローブ会員が加入できる「セキュリティセット・プレミアム(月額399円)」。

 そして、ビッグローブをプロバイダーとして選択している場合に無料で加入、もしくは接続料金にサービス料が含まれる「セキュリティ・セットスタンダード」と「コース標準セキュリティ機能」だ。

 なお、ウイルスやスパイウェアが埋め込まれたサイト。そしてフィッシング詐欺とワンクリック詐欺サイトのフィルタリング強化は1日からすでに行われている。  以前からNECビッグローブの有害サイトブロックを使用していた場合は、とくにユーザーが何らかの設定を行う必要はなく、自動適用される。

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