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決定版 Mac初心者のための購入ガイド 第3回

Macを購入! その前に知っておきたい「買い」の基礎知識

2010年04月02日 12時00分更新

文● 倉田吉昭

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緊急座談会:ヘビーユーザーが語るMacの買い時はココだ!

 長年、Macの世界にどっぷり浸かっているヘビーユーザーは、どこでどのようにして購入しているのだろうか──。そんな素朴な疑問に応えるべくユーザー代表として3人の「猛者」が立ち上がった!

 ASCII.jpのMac/iPodタブ担当・広田、MacPeopleの吉田編集長、そしてMacPeopleの元編集者で同誌の長寿連載「俺に訊け」のライター・海老原氏が集まり、「自腹」を切って会得してきたそれぞれの買い方を語り合ってみた!


どこで買ってる? 買うタイミングは?

広田:お2人は、どこでMacを買ってますか? 僕はオンラインのApple Storeで整備済み製品を主に買っているんですよね。新製品はすぐに整備済み製品に回ってきませんが、「新しもの好き」という性格でもないので、少し待って安く手に入れてます。

吉田:だいたい銀座の直営店かな。仕事上、少しでも早く手に入れる必要があるから。

毎年、1月2日には直営店で「Lucky Bag」(福袋)が個数限定で販売される。写真は今年のLucky Bag

海老原:ここ数年は銀座の直営店が中心。理由は、年始恒例の「Lucky Bag」(関連記事)に入っていた10%引き券があったから。だけど残り1枚しかないので、これがなくなったらポイントの貯まる量販店を使うかなぁ。


広田:結構、直営店を使ってるんですね。Macはいつが買い時って考えてますか?

吉田:そりゃ、新製品が出たら即日買うのが一番。だってモデルチェンジまでの期間が長ければ長いほど、得した気分になれるでしょ。

海老原:俺は「人柱」好きだから出てすぐ買うけどね。本音は、初物はトラブルが付き物なので、1ヵ月くらい様子を見て、ラインが安定してから買うのがいいかな。

吉田:一応、新モデルに置き換わる製品サイクルもあるので、新しいのが出そうなときは少し様子を見てみるといいかも。

海老原:それが気にならない人なら、欲しいときに買えばいいと思う。

主なMacの発売サイクル
機種名 前モデル発表日 現行モデル発表日
iMac 2009年3月(20/24インチ) 2009年10月(21.5/27インチ)
MacBook 2009年5月 2009年10月
13インチMacBook Pro 2008年10月(旧MacBookアルミニウム) 2009年6月

広田:今だったらどのマシンがお勧めですかね?

コスパ抜群のMacBook!

吉田:実は、MacPeopleの3月号で同じような座談会をやったばかりなんだけど、結論としてはMacBook。コストパフォーマンスが最高だね。俺は13インチのMacBook Proを使ってるけど、このマシンは今のラインナップ中で一番中途半端な位置付けにあるからお勧めできない。

海老原:2台はディスプレーサイズが同じで、FireWireとSDカード端子の有無、アルミの外装くらいしか違いがないのに、価格差2万円というのは納得いかない。そもそもMacBook Proは15インチと17インチだけで十分だよ。


広田:ええー! やっぱりアルミのガワがいいって人もいるじゃないですか。

海老原:それに価格差を正当化するだけの魅力があるかどうかは、人によるなあ。俺はHDDの容量が少ないのも気になる。

デスクトップならiMac

吉田:デスクトップだったらiMacだね。

海老原:個人的には27インチが欲しいけど、初心者にお勧めするなら21.5インチモデルのほうかな。

広田:27インチじゃなくて21.5インチを勧めるのはどうしてですか?

海老原:何より値段が安いから。21.5インチでも「フルHD」(1920×1080ドット)の画面解像度を確保できてるんだし、机の上で使うならこのくらいのサイズで十分じゃないかな。俺だったら27インチとの差額でメモリーを増設するね。

吉田:27インチって実際に使ってみると、画面が広過ぎて、ウェブブラウズとかメール程度だと解像度を持て余すんだよね。もちろん画像やビデオの編集をするなら広い方がいいに決まっているけど。

 逆にMac miniはたち位置が微妙かな。安いし、アップルはWindowsからMacに移行する人のモデルと位置づけているけど、デスクトップなのに拡張性も低い。

海老原:モニターをすでに持っている、Windowsユーザーのお試し用ってことなんでしょう。ホントは、Mac miniと拡張性が抜群だけど完全プロ向けで高価なMac Proの中間のモデルがあれば、ちょうどいいんですが……。

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