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Analytics Data Export APIでソフトを作ってみた

2009年09月18日 13時00分更新

中野克平/デジタルコンテンツ部編成課

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 Google AnalyticsのデータをWeb APIで利用できるようになったのが今年の4月。ニュースサイトやブログでは、「APIを利用したWebアプリが今後多数登場するだろう」的な記事が多く書かれたが、5か月経ってどうだろうか。英語版のWebアプリケーションやExcel用アドオンをいくつか触ってみたが、どうもしっくり来ない。日本人が書いたソフトをGoogleで探してみたが、初歩的な習作以外は見つからなかった(探し方が下手なのかもしれないので、情報があれば教えてください)。

 Web Professionalでも「今回のAPIの公開によって、Google Analyticsの採用にさらなる弾みが付きそうだ。」なんて書いたが(関連記事)、これでは言いっぱなしで無責任。批判だけではなく、実行力が問われる時代だ。自分でプログラムを書いて、Google Analyticsの採用に弾みを付けることにした。

 とはいえ、私自身はPHPが少々書ける程度。ネイティブランゲージはC/C++という旧型人間なので、Webアプリケーションは書く気が起きない。そんなとき、ずっと愛用していたC++ Builderの最新版「C++ Builder 2010」が登場したので、Analytics Data Export APIでネイティブWindowsアプリケーションを試作することにした。

 そもそもAnalytics Data Export APIの応用プログラムがなかなか登場しないのは、レポートを見るだけならGoogle Analyticsを使うのが一番手っ取り早いからだろう。APIでデータを取得しても、数字を並べるだけのレポートならわざわざ独自に開発する理由がない。Webアナリストが自分の分析ノウハウを進んで公開する動機もないから、結局「Google Analyticsの指標をAIRで表示できます」とか、「Excelからダウンロードできます」のような補助的なプログラムが多くなる。

 ということで試作したのが、「Analytics Data Explorer」である。

Analytics Data Explorer
「Analytics Data Explorer」の画面

 詳細は、現在連載中の「現場でプロが培ったGoogle Analyticsの使い方」の次回で紹介するとして、プログラムの簡単な使い方だけ説明しよう。

 Analytics Data Explorerは、キーワードの解析ツールだ。サイトごとにGoogle Analyticsからキーワードのセッション数、平均ページビュー、平均サイト滞在時間、新規セッション率、直帰率を取得し、表形式で表示する。各指標はサイト全体の平均値よりもよいか悪いかで色分けされ、さらに新規セッション率と直帰率の高低で分類もできる。新規セッション率が高く、直帰率が低いキーワードは、新規客に好まれたキーワードと考えたりして、リニューアルや日常的なコンテンツ制作の指針として活用してほしい。

 ちなみに、開発に使ったC++ Builder 2010はかなりいい出来だ。エディタの動作に小さな問題を発見したが、デバッグ時にデータ型どおりに変数の内容を確認できる「デバッガデータビジュアライザ」はかなりいいし、コンポーネントのプロパティを設定する「オブジェクトインスペクタ」も改善されている。ネイティブWindowsアプリケーションが書けて、Web解析の手法も知っていて、という人はあまりいなさそうなので、本気でプログラムを書いてやろうか、と新機能を勉強中だ。

※Analytics Data Explorerは開発途中のプログラムです。ご利用の結果生じるいかなる損害もアスキー・メディアワークスは補償しません。詳しくは付属のドキュメントをご覧ください。

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