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MARKETING 編集者の眼

Google Analyticsの採用が現場で進む2つの理由

2009年09月02日 23時44分更新

中野克平/Web Professional編集部

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 Google Analyticsのセミナーが、盛況だという。7月にWeb Professionalで紹介(「玄人向けのGoogle Analytics有料活用セミナー」)したGoogle Analyticsの有料活用セミナー「“ウォンツ”と“ニーズ”で考える 具体的な改善アクション」(ゴンウェブコンサルティング主催)も大入りだったそうだ。残念ながら私は予定が空けられず参加できなかったが、「入れ食い」と表現するWebアナリストがいるほど、Google Analyticsのセミナーがモテモテなのだ。いったい、企業サイトに何が起きているのだろうか。

 あるWebアナリストによると、「最近はグループ企業をまとめる(○○ホールディングスのような)持ち株会社にWebアクセス解析を担当する専門部署が設置され始めており、ユーザー企業のWebプロフェッショナルたちがGoogle Analyticsを使ってグループのWeb戦略を練っている」という。企業の経済活動がWebに移りつつあるが、特に大企業ほどWebで何をすればいいのか分からない。そこで、グループの精鋭を集め、無料で使えるGoogle Analyticsで、手っ取り早くWebサイトの状況を把握、経営層に伝達しよう、というニーズがあるのだろう。不況でも企業はモノを売らないといけない。成長しているWeb経済に企業が目を向けるのは当たり前のことで、Google Analyticsの採用が広がる1つの理由は、「非IT系企業のWeb化」と考えてよさそうだ。

 では、ネットショップのようなWebで発達した業態はGoogle Analyticsを使いこなしているのだろうか。ゴンウェブコンサルティングの権成俊社長によると、どうやらそうでもないようだ。ゴンウェブコンサルティングのセミナーの参加者は、62社66名。そのうち、ECサイトを運営しているのは52社。ところが「従来のGoogle Analyticsの書籍やセミナーではECサイトを真正面から取り扱ってこなかった」(権社長)せいか、Google Analyticsを使っているのはたったの14名(27%)。「Google Analyticsのセミナー」と銘打っているとはいえ、意外なほど使われていない。

 Eコマース機能はGoogle Analyticsのすぐれた機能の1つであり、ECサイトの各種指標と売上を関連づけて分析し、キーワードごとの売上額や費用対効果、ランディングページごとの売上貢献度を明らかにして、リスティング広告の運用を劇的に改善できる。しかし、売り上げを改善するために活用するには、そもそも解析テクニックなどの情報があまりにも少ない。Google Analyticsのセミナーがもてはやされるのは、「どうやって活用すればよいのか分からないから」と考えると合点がゆく。Google Analyticsの採用が現場で進む第2の理由は、Webアクセスの活用方法が分からないので、とりあえず機能が豊富で無料のツールを入れておこう、という消極的な動機が考えられる。

 ちなみに、ゴンウェブコンサルティングは9月25日に第2回のセミナーを開催する。導入率の低いeコマース機能の活用法がテーマだが、「一般サイトでも活用できる内容」だという。権社長の最先端の分析ノウハウを学びたい方は、参加してみてはどうだろうか。詳細はゴンウェブコンサルティングのWebページで。

  • 日程 2009年9月25日(金)
  • 時間 13:30~16:35
  • 定員 42名(先着順)
  • 会場 池袋メトロポリタンプラザ 第2会議室A
    東京都豊島区西池袋1-11-1 メトロポリタンオフィスタワー12F
    03-5954-1030(メトロポリタンプラザ)

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