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今までのスマートフォンとは一線を画する「T-01A」の魅力

2009年07月03日 10時00分更新

文● 中山智

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とにかく薄くて大画面
スマートフォンらしからぬ外観

 海外の端末に押され気味だった国内のスマートフォン市場に、久しぶりに日本メーカーの端末として、東芝から「T-01A」が登場した。

 T-01Aの大きな特徴は、約4.1インチというスマートフォンとしては最大級の大きさのディスプレーと、薄さ約9.9ミリとこれまた世界最高クラスの薄さだ。

約4.1インチ(WVGA 480×800ドット)の大画面フルタッチ液晶を搭載凹凸のないスッキリとしたデザイン。約3.2M CMOSカメラも装備している
1センチを切り、スマートフォンのなかでもトップクラスの薄さ。左側面には電源ボタン(左)と音量ボタン
右側面にはカメラボタン(左)と外部接続端子

 OSにはWindows Mobile 6.1を採用。今までのWindows Mobile機は小さな画面で細かなボタンなどをスタイラスで操作するといった形式が多く、これが意外と使いづらかった。しかし、T-01Aは約4.1インチの大画面WVGAディスプレーを搭載しているため、アイコンやボタンなども大きく表示され、基本的な操作はスタイラスを使わずとも指だけで行なえて、とても操作しやすくなっている。

 ボタン類も少なく、ボタンらしいボタンは「電源」、「音量」、「カメラ」といたってシンプル。凹凸のない薄型のデザインなので、ジャケットのポケットやカバンに入れても邪魔にならない。大きな画面で扱いやすいスマートフォンを手軽に持ち歩けるというわけだ。



高速CPUとスムーズなUIで素早く操作

 T-01Aは、携帯電話最速となる“1GHz”のCPU(Qualcomm Snapdragon)を採用している点も見逃せないポイントだ。そのため、ソフトの起動などがストレスなくスムーズに行なえる。さらに、画面の表示、切り替えもキビキビとしていてこちらもストレスなく気持ちがいい。

* アプリの多重動作時はパフォーマンスが落ちることがあります。

描画スピードも速く、HSDPA対応と通信も速いので、ウェブサイトの表示も実にスムーズ拡大・縮小表示も当然可能だ

 ボタンやキーが少ないのが特徴のT-01Aだが、操作性を犠牲にしているわけではない。UI(ユーザーインターフェース)もこだわりを感じさせる作りとなっている。

 たとえば、ディスプレー下部にある「UIキー」。リボン状のキーとなっており、ウェブサイトを見ているときにUIキーをなぞると、画面の拡大&縮小が行なえる。さらに、モーションセンサーと連携し、UIキー中央部をさわったまま本体を傾けることで、ブラウザーの戻る/進むなどの操作も可能だ。

* モーションセンサーのご利用には設定が必要です。

ディスプレー下部にあるUIキー。なぞるだけで拡大・縮小ができるのでカンタン

 さらに、UIキー中央部からディスプレーに向かって指をスライドさせると、「フローティングパッド」が現れる。このフローティングパッドは、ノートPCのタッチパッドのように操作できる「フリーカーソルパッド」と、上下左右やスタートボタンが表示された「マルチファンクションパッド」の2種類が用意されている。この2種類のフローティングパッドを使えば、さらにT-01Aを直感的でスムーズに操作できるわけだ。

空白のエリアをなぞることでカーソルなどを動かすことができる「フリーカーソルパッド」上下左右のボタンでカーソルなどを操作できる「マルチファンクションパッド」

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