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富士「FinePix」がタッチパネルデジカメに!

2009年06月11日 16時00分更新

文● 行正和義

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モニターに触れるだけでシャッターが下りる

タッチショットでの撮影時表示。緑の枠内をタッチすることでフォーカス・撮影が行われる。16:9比率撮影モードでは画面いっぱいが撮影エリアで左右ボタンはオーバーレイ表示されるが、緑の枠は画像のような4:3比率のままとなる

タッチショットでの撮影時表示。緑の枠内をタッチすることでフォーカス・撮影が行われる。16:9比率撮影モードでは画面いっぱいが撮影エリアで左右ボタンはオーバーレイ表示されるが、緑の枠は画像のような4:3比率のままとなる

 撮影機能で面白いのは新たに搭載された「タッチショット」だ。

 これは画面の被写体にタッチすると、そこにフォーカスしてシャッターが切れるというもの。タッチフォーカス自体は他社のデジタルカメラやカムコーダなどタッチパネル搭載機で見かけるものの、撮影まで行なわれるのは珍しい。

 カメラをしっかりホールドすることなく液晶をつついて撮影するのだから手ぶれしそうな印象があるが、光学式手ぶれ補正に加えてAF動作によりワンテンポ遅れてシャッターが切れることもあって意外とブレにくく、直感的操作という点でもなかなか使いやすい。

 顔検出を活かした「恋するタイマー」(検出した顔の距離が縮まるとタイマー開始)や「みんなでタイマー」(設定した人数分の顔を検出するとタイマー開始)を装備するのはZ200fdと同様。

 デジタルカメラ各社が投入しているシーン自動認識オートは「シーンぴったりナビ/SR-AUTO」と呼ばれ、人物/風景/夜景/マクロ/夜景&人物/逆光&人物の6つのシーンを自動認識する。

 撮影モードとしてはSR-AUTOのほか、いわゆる普通のオート(マクロ/ISO感度などを設定可能)、マニュアル(露出補正/ホワイトバランスを設定可能)、高感度、高感度2枚撮りなどを搭載。これらも従来のFinePixでも装備されていたモードだ。


本体のみで画像合成ができる

再生モードでのメニュー。最初は説明がないと分かりにくいが、上段は左からフォルダ管理、双眼鏡は画像検索、ステッキのように見えるのは絵筆でレタッチ機能、赤外線通信。二段目はスライドショー、カメラのロック、ごみ箱(削除メニュー)

再生モードでのメニュー。最初は説明がないと分かりにくいが、上段は左からフォルダ管理、双眼鏡は画像検索、ステッキのように見えるのは絵筆でレタッチ機能、赤外線通信。二段目はスライドショー、カメラのロック、ごみ箱(削除メニュー)

 再生機能では新たに「レイアウトフォト」「フォルダ管理」「ピクチャーサーチ」などの新機能が追加された。レイアウトフォトは従来のFinePixでは「オークションモード」と呼ばれていたものと似ており、複数枚(2~5枚)の画像をテンプレートにしたがって1枚に合成するもの。

レタッチメニュー内に追加されたレイアウトフォト。最大5枚までの画像を1枚に合成して新規保存ができる。画像は左側に並んだものから指でドラッグアンドドロップすればよいだけと簡単

レタッチメニュー内に追加されたレイアウトフォト。最大5枚までの画像を1枚に合成して新規保存ができる。画像は左側に並んだものから指でドラッグアンドドロップすればよいだけと簡単

 タッチ操作で画像をドラッグ&ドロップするだけと簡単で、640×480ドットもしくは300万画素相当の画像として新規記録でき、オークション出品時や印刷前のレイアウト確認など、ちょっとした合成に適している。

検索メニュー。SR-AUTOやシーンプログラムで記録されたシーンのほか、顔での検索ではクローズアップ/カップル写真/集合写真から画像を検索できる

検索メニュー。SR-AUTOやシーンプログラムで記録されたシーンのほか、顔での検索ではクローズアップ/カップル写真/集合写真から画像を検索できる

 ピクチャーサーチはSR-AUTOやシーンプログラムでのシーン、検出した顔の有無や人数といった検索が可能となっている。

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