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ネットショップのCMS(コンテンツ・マネージメント・システム)導入

2007年03月30日 09時00分更新

文●大久保 淳子/株式会社サーフボード チーフディレクター

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 こんにちは 大久保淳子です。

 最近友人に勧められて、玄米食を食べるようになりました。これまでの白米だと、ササッと食べる習慣になっていたのですが、玄米食だと良く噛んで食べるようになり、お通じも定期化しました。

サイト更新を効率化するCMS

 さて、ネットショップのウェブマスターにとって、日々ウェブの更新はHTMLやCSSなどの技術の習得と労力を伴う作業です。商品の追加更新や、新着情報(What's New)、売れ筋商品ランキング、Q&A、レシピ集、営業日カレンダー、お客様の声、相互リンク集などの更新頻度の高いページは、作業を効率的化したいと考えている方も多いと思います。

 一般的には「テンプレートを開いてそこに内容を書き込み、HTMLを作る」「リンクを確認する」「FTPを使ってアップロードする」といった、いわば決まった作業を繰り返して行っています。

 そこで、最近のネットショップは「CMS(コンテンツ・マネージメント・システム)」を導入するケースが非常に多くなっています。このCMSとはウェブコンテンツを構成するテキストや画像、レイアウト情報などを一元的に保存・管理し、サイトを構築したり編集したりするソフトウェア(PC用のパッケージソフトやサーバーレンタル会社が提供するASPサービスとしての提供がある)のことです。

 CMSを導入すれば、ウェブマスターは

  • HTMLなどの知識を習得する必要はなく
  • 更新するたびに行っていたいくつかの作業をする必要はなくなり
  • 時間の短縮と作業を効率よく行う

ことができます。

 また、サイト内のナビゲーション要素なども自動生成するため、ページが追加されるたびに関連するページにリンクを追加するといった煩わしい作業からも解放されます。

 CMSの中には、サイトのデザインを「テンプレート」(ひな型)としてあらかじめいくつか用意しているものもあり、これを使えば画像の作成やデザインなどを行なうことなくサイトを構築できます。

 一般的な作業の流れとしては、
 1)ウェブ更新専用の管理画面にログインし、表示されるメニューを選択。
 2)入力画面にテキストで新着情報やQ&Aなどを登録。
 3)更新したら、確認して「OK」ボタンなどを押すとウェブが更新。
というものです。

 すべての作業がウェブブラウザでできるというのが一般的なCMSです。

 私が所属する株式会社サーフボードスタッフ紹介のページはCMSを使っています。下記の枠が、皆さんがウェブにアクセスして表示される私のプロフィールです。

下が、私のプロフィールを更新するために用意された管理画面です。

 このほかに、表示させたりするメニューの部分、ヘッダー、ボディ(本文)、フッターを分離するといった利点や、管理システム側で制限や機能をつけてやることによって、フォーマットの統一が容易であるなど、利点は多数あります。

 さらにCMSを導入することは、作業の効率化だけではなく、自社ネットショップの特定のキーワードをYahoo!やGoogleなどの検索エンジンで上位に表示させる、SEO対策から見ても有効です。検索エンジンはウェブの更新頻度が高いことや、Q&Aやお客様の声などコンテンツがどんどん増殖しているウェブサイトを、良質なサイトとみなし上位に表示してくれます。

 皆さんもCMSを導入して、作業の効率化を図ってみてください。

著者プロフィール

名前 大久保 淳子 junko[アットマーク]surfboard.co.jp
※著者に直接問い合わせをする際は、お名前、会社名、サイトURLなどを明記してください。
会社 株式会社サーフボード
サイト http://www.surfboard.jp/

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